プロボックスのエアコンフィルターを交換する方法|かかる費用や交換の目安を紹介

プロボックスエアコンフィルター交換

営業車として人気のプロボックスは走行距離が伸びやすく、エアコンフィルターも汚れてしまいやすくなっています。

しかし「交換のやり方が分からない」「費用が高そう」と不安を感じる方も多いでしょう。

この記事では、プロボックスのエアコンフィルターを交換する方法を詳しく紹介します。

また、交換時期やかかる費用も紹介しますので、取り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

プロボックスのエアコンフィルターの交換方法

プロボックスのエアコンフィルターは、専門業者に依頼するだけでなく自分でも交換可能です。

助手席のグローブボックス奥に設置されており、ボックスを外せば簡単にアクセスできます。

市販のフィルターを用意すれば工具もほぼ不要で、数十分程度で作業が完了します。

定期的に取り替えることで車内の空気を清潔に保ち、エアコンの効きも良好に維持できます。

プロボックスのエアコンフィルターを自分で交換する手順

一つ前でも紹介したとおり、プロボックスのエアコンフィルターは自分でも交換可能です。

しかし、正しい手順を踏む必要があり、無理に作業をすると部品の破損や取り付け不良につながる恐れがあるため注意が必要です。

具体的な手順は、以下のとおりです。

1.グローブボックスを取り外す
2.フィルターカバーを取り外す
3.エアフィルターを取り外す
4.新しいエアフィルターを取り付ける
5.取り外したパーツを取り付ける

なお、グレードによって形状が異なる場合もあるため、事前に取扱説明書や適合表で確認してから作業を行うようにしましょう。

以下から取り替えに必要な手順を詳しく紹介していきます。

交換に必要な工具

交換手順を紹介する前に、必要な工具は以下のとおりです。

・新しいエアコンフィルター
・プラスドライバー
・内張はがし(マイナスドライバーでもOK)

なお、後で詳しく紹介しますが、エアコンフィルターはカー用品店やネットで購入できます。

1.グローブボックスを取り外す

まず、感電を防ぐために必ずエンジンをオフにしてから作業に取り掛かるようにしてください。

プロボックスのエアコンフィルターは、助手席正面にあるグローブボックスの奥に設置してあるため、こちらを外していきます。

はじめに、グローブボックスの左右2箇所にあるストッパーピンを押して引っ掛かりを外します。

次に、グローブボックス全体を手前に引いてフックを外せば完了です。

なお、ネジやクリップが付いている場合は、プラスドライバーを使って外してください。

場所は、ネジが上部に3つ、下部に2つの計5つ、クリップが内側に2つあります。

2.フィルターカバーを取り外す

次にフィルターカバーを取り外します。

グローブボックスを外せば、正面上部あたりに長方形のフィルターカバーが見えますので、そちらを外してください。

フィルターカバーの左側につまめる箇所がありますので、そちらを指で押せば簡単に取り外せます。

3.エアフィルターを取り外す

次に、エアフィルターを取り外していきます。

外し方は、まずエアフィルターを手前に引き出し、次にフィルターの左側がすべて出るまで回転させます。

次に正面から左手前側に引き抜けば取り外し可能です。

なお、車両構造によっては、手前に引き出すだけで取り外せるタイプもあります。

4.新しいエアフィルターを取り付ける

次に、新しいエアフィルターを取り付けていきます。

取り外したエアフィルターに装着されてある古いフィルターを取り外し、新しいエアフィルターを装着します。

エアフィルターが装着されていた場所に戻しますが、取り外した方法と逆の手順で行ってください。

このとき、エアフィルターがしっかり装着できているか確認してください。

5.取り外したパーツを取り付ける

最後に、取り外したパーツを取り付けます。

グローブボックスを装着し、ネジやクリップがある場合はそちらも取り付ければ作業完了です。

プロボックスのエアコンフィルターの交換が必要なサイン

前章では自分で交換する手順を紹介しましたが、実際にどのような状態になったときに取り替えを検討すべきなのでしょうか。

ここでは交換の目安となる代表的なサインを3つ取り上げて解説します。

エアコンの風量が弱い

車のエアコンを使用していると、ホコリやちりがフィルターに詰まってきます。

これが原因で空気の流れが妨げられ、風量が弱く感じられることがあります。

風量が弱いと感じた場合、まずフィルターの詰まりを疑うのがよいでしょう。

嫌な臭いがする

フィルターにホコリやちりが溜まってくると、そこに水分が付きカビや菌が繁殖しやすくなります。

その結果、エアコンをつけた際にカビ臭さや不快な臭いが車内に充満します。

芳香剤や消臭剤では一時的にごまかせても根本的な解決にはならないため、臭いを感じ始めたらフィルターの交換を検討するのが効果的です。

フィルターに汚れが溜まりすぎている

エアコンフィルターの取り替えサインを確認するのにもっとも簡単なのが、フィルターを直接チェックすることです。

フィルターを直接見たときに汚れが溜まりすぎている場合は、交換のタイミングです。

エアコンフィルターの交換の目安やかかる費用

プロボックスのエアコンフィルターは自分でも交換できますが、業者に依頼したほうが安全かつスムーズに済ませられます。

ここでは、取り替えが必要になる目安やかかる費用を紹介していきます。

エアコンフィルターの交換の目安

取り換えの目安は使用する環境によりますが、一般的に使用開始から1年、もしくは走行距離10,000〜12,000kmが交換時期と言われています。

ただし、街中などの空気が汚れやすい場所で走行することが多い場合は、1年未満で交換したほうがよいケースもあります。

エアコンフィルターの交換にかかる費用

交換にかかる費用は、自分で行う場合は部品代のみで約2,000〜8,000円です。

業者に依頼する場合は、部品代に工賃がプラス1,000〜6,000円程度かかり、合計3,000〜14,000円です。

業者の場合は、部品代も工賃も価格幅があるため、事前に見積もりを確認してから依頼しましょう。

エアコンフィルターがないプロボックスもある

プロボックスには、エアコンフィルターが装着されていないモデルも存在します。

もともと装着されていないなら交換もできないのでは?」と思われることも少なくありませんが、ちょっとした加工で簡単に取り付け可能です。

ここでは、エアコンフィルターが付いていないプロボックスに、フィルターをつける方法を紹介していきます。

エアコンフィルターが装着されているかの確認方法

エアコンフィルターが装着されているかの確認方法は、グローブボックスを外すしかありません。

グローブボックスを外した際、本来あるはずの場所にフタがされていれば、装着されていないことが分かります。

エアコンフィルターがない場合に必要な道具

エアコンフィルターがない場合に必要な道具は、次のとおりです。

・新しいエアコンフィルター
・エアコンフィルターのフレーム
・カッター
・プラスドライバー
・内張はがし(マイナスドライバーでもOK)

装着されているモデルと違って、本体のフレームが必要です。

また、フタを外すためのカッターも準備しましょう。

なお、エアコンフィルターのフレームは、楽天やAmazonなどで購入できます。

フタ部分をカッターでカットする

まず、グローブボックスを外します。

エアコンフィルターを入れるところにフタが付いていますので、そちらをカッターで切り抜きます。

ミゾが掘られているので、そちらに沿ってカットしてください。

エアコンフィルターのフレームが入るか確認する

カットできればフレームが入るか確認し、問題なく収まれば、フィルターをセットして装着します。

しっかり奥まで差し込まれているか確認し、最後にグローブボックスを元に戻せば作業終了となります。

まとめ

本記事では、プロボックスのエアコンフィルターの交換方法を詳しく紹介し、取り替えのサインやかかる費用も合わせて紹介しました。

プロボックスのエアコンフィルターは自分でも比較的簡単に交換できる部品であり、定期的にメンテナンスすることで快適な車内環境を維持できます。

臭いや風量の低下を感じたら早めに確認し、必要に応じて取り替えを行うようにしましょう。

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