プロボックスのヘッドライトの交換方法|かかる費用や注意点も紹介
ビジネスカーとしておなじみのプロボックスですが、最近はアウトドア仕様やカスタムベースとして人気が上がってきています。
そんな方たちのなかには、シンプルな外観を自分好みに変えたいと思い、ヘッドライト交換でドレスアップする人も増加しています。
しかし、「自分で交換できる?」「費用はいくら?」と悩む方も多いでしょう。
プロボックスのヘッドライト交換方法から費用相場、作業時の注意点までを詳しく解説します。
自分の手で安心・安全にカスタムしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
プロボックスのヘッドライトの交換方法
さっそく本題であるプロボックスのヘッドライトの交換方法を紹介していきます。
自分でヘッドライトを交換したい方は、参考にしてください。
必要品と工具
まず、必要品と工具は次のとおりです。
・新しいヘッドライト
・ドライバー
・レンチ(10mm)
・養生テープ
・ゴム手袋
・マスク(なくても可)
大体のものはホームセンターで手に入れられるので、用意しておきましょう。
フロントグリルとフロントバンパーを取り外す
ここからは、ヘッドライトを交換する作業に移っていきます。
まず、ボンネットを開け、フロントバンパーと固定している留め具をドライバーで外していきます。
留め具は正面に4〜6つ、タイヤあたりに左右2つずつありますので、すべて取り外してください。
バンパー下のボルトも外してください。
側面から車正面に向けてバンパーを引けば、取り外せます。
なお、フロントグリルはほとんどの場合、バンパーと一緒になっています。
ヘッドライトユニットを取り外す
次にヘッドライトユニットを取り外す作業に移ります。
ヘッドライトユニットの裏側(ボンネット内)を見ると、いくつかカプラーが接続されていますので、すべて取り外してください。
ヘッドライトユニットを固定しているネジやボルトも、ドライバーやレンチを使ってすべて外してください。
本体を正面から手前に引けば取り外せます。
この際、引っ掛かりがあると思いますので、先に取り外しておくとスムーズに外せます。
バルブを外す場合はここで交換する
ヘッドライトユニットが外せたら新しいヘッドライトに交換していくのですが、バルブを交換する場合は、このタイミングで行ってください。
交換方法は、以下の手順で行います。
1.既存のヘッドライトユニットの裏側にあるゴム製のカバーを外す
2.バルブを留めてある金具を押して横にずらす
3.バルブを取り出す
4.新しいバルブを取り付け、外す際とは逆の手順で取り付ける
新しいバルブを取り付ける際は、本体(ライト側)に触らないように注意しましょう。
ヘッドライトユニットを取り付ける
次に新しいヘッドライトユニットを取り付ける作業に移ります。
ヘッドライトユニットを取り付ける方法は、外した手順と逆の方法で行っていきます。
順番は、ヘッドライトユニット、フロントグリルとバンパーの順で行ってください。
ヘッドライトは外側から入れて、次に内側にはめ込んでいくイメージです。
ユニットを固定できたら、カプラーを接続するのを忘れず行ってください。
最後に、それぞれ固定に必要なネジをドライバーやレンチで閉めていきましょう。
すべて固定できれば完了です。
プロボックスに適合するヘッドライト
プロボックスのヘッドライトを交換する際は、その車にあった商品を選ぶ必要があります。
ヘッドライトの適合表は、以下のとおりです。
| 年式 | ヘッドライト |
| 現行モデル(2014年〜) | H4 |
| 先代モデル(2005〜2014年) | H4 |
| 前期型(2002〜2005年) | H4 |
上記のとおり、プロボックスの適合ヘッドライトは、すべて「H4」となります。
プロボックスのヘッドライトを交換する際にかかる費用
プロボックスのヘッドライトを交換する際は、本体費用や工賃がかかってきます。
それぞれの目安金額を紹介しますので、交換する際の参考にしてください。
ヘッドライト本体の価格
ヘッドライト本体の価格は、安いもので10,000円程度、高いもので200,000円程度と、幅広い価格帯となっています。
選ぶ商品によって、耐久性や光量などが異なってきますので、自分に合った商品を選ぶことが大切です。
なお、バルブのみであれば1,000〜10,000円程度となっています。
業者に依頼する場合の工賃
ヘッドライトユニットの交換を業者に依頼する場合は、工賃がかかってきます。
金額は、依頼する業者によって異なってきますが、安いところで1,500〜2,000円程度、高いところで4,000円前後が目安です。
業者によって費用はもちろん技術力なども異なりますので、選ぶ際は慎重に見極めてから判断しましょう。
プロボックスのヘッドライトを交換する際の注意点
プロボックスのヘッドライトを交換する際は、いくつかの点に注意する必要があります。
1度交換すると長く使うパーツとなりますので、しっかり確認しておきましょう。
車種や年式に適合したライトを選ぶ
適合表のところでも紹介しましたが、ヘッドライトを選ぶ際は車種や年式に合ったヘッドライトを選ぶ必要があります。
適合していないヘッドライトを取り付けようとしても、基本的には取り付けられません。
また、万が一取り付けられたとしても、光軸がズレる可能性があるため、場合によっては車検に通らないことも出てくるでしょう。
なお、ヘッドライトには車検に適合している商品もありますので、不安な方はそちらを選ぶと安心できます。
冷却効率の高い製品を選ぶ
ヘッドライトは商品によってユニット内側に熱がこもりやすく、劣化や光量の低下につながる場合があります。
そのため、商品を選ぶ際は冷却効率の高いものを選ぶことが重要です。
商品には、冷却ファンや放熱性に優れたヒートシンクを備えたものなどがありますので、予算に合わせて選択しましょう。
車検の保安基準を満たしているか注意する
ヘッドライトを交換する際は、車検の保安基準に気をつける必要があります。
具体的には、以下の項目をチェックされます。
| 項目 | 基準 |
| 光量 |
1灯あたり6,400カンデラ以上 ハイビームは片側12,000カンデラ以上、両側430,000カンデラ以下 |
| 光軸 | カットラインが綺麗に出ているか |
| 灯火色 | 基本的に白 |
この中で特に光軸は、走行中の振動によりブレやすい箇所となりますので、定期的にチェックすることをおすすめします。
長期保証がついていれば安心できる
ヘッドライトは商品によって長期保証が付いているものもあります。
長期保証が付いていれば、万が一故障した場合でも交換できるので安心できます。
また、メーカーに交換依頼した場合でも保証を付けてくれるケースが多いので、安心したい方はディーラーで交換するとよいでしょう。
プロボックスのヘッドライトを交換するメリット
最後にプロボックスのヘッドライトを交換するメリットを紹介していきます。
運転時の視界を向上できる
車のヘッドライトは、夜間の運転時の視界に大きく関係してきます。
純正のハロゲン球では少し暗いと感じる場合もありますが、LEDやHIDといった明るさが期待できるライトに交換すれば、視界を向上させられます。
特に雨天や夜間走行が多い方は、効果を実感しやすいでしょう。
外観をスタイリッシュにできる
最近のヘッドライトは、豊富なデザインのものから選べるようになってきています。
例えば、近未来的なデザインであれば、車の印象を引き締められ、スタイリッシュな見た目に変えられます。
車の雰囲気を変えたい方にもおすすめです。
LEDにすればライト内部の熱を軽減できる
注意点のところで紹介しましたが、純正のヘッドライトは内側に熱がこもりやすく、劣化や光量の低下につながる可能性があります。
そこでおすすめなのがLEDライトです。
LEDライトであれば、純正のハロゲン球と比べて発熱性が低く、さらに放熱性も優れているので、長期間にわたって使用することが可能です。
まとめ
本記事では、プロボックスのヘッドライトの交換方法からかかる費用、注意点までを紹介してきました。
プロボックスのヘッドライト交換は、愛車を自分好みに仕上げたい人にとって手軽なカスタム方法です。
LEDやHIDライトに変えるだけで、夜間の視界が大きく改善され、車全体の印象もスタイリッシュに変身させられます。
費用も選ぶ製品によって調整できるため、コスパ良くドレスアップが楽しめます。
安全性とデザイン性を両立させたい方は、ぜひ交換を検討してみてください。
