ランクル風プロボックスとは?特徴や価格、カスタム箇所について紹介

プロボックス ランクル風

荷室の広さと扱いやすさが魅力のプロボックスですが、近年SNSを中心に「ランクル風にカスタムされたプロボックス」が話題となっています。

しかし「ランクル風プロボックスって何?」「どこをどうカスタムするの?」と疑問に思う人も多いでしょう。

本記事では、ランクル風プロボックスの特徴から、必要なカスタム箇所、費用目安まで分かりやすく解説します。

個性のあるプロボックスを手に入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ランクル風のプロボックスとは?

ランクル風にカスタムされたプロボックスが、アウトドア愛好家や車好きの間で注目を集めています。

中でも、プロボックスとランクル70の魅力を巧みに融合した独自モデルが話題になっています。

ここでは、その代表ともいえる「70 YO. 70デストロイヤー」を紹介しつつ、そもそもランクル70とはどのような車なのかを見ていきましょう。

プロボックスとランクル70が融合した車両「70 YO. 70デストロイヤー」

プロボックスをベースに、ランドクルーザー70の力強い雰囲気を重ね合わせたのが「70 YO. 70デストロイヤー」です。

こちらのモデルは、福岡にあるプロボックス専門カスタムショップの「箱ばん屋」で制作されました。

フロントマスクには丸目ライトや専用グリルが採用され、商用車然とした表情は一変。

さらにルーフバスケットやマッドタイヤを組み合わせることで、同車ならではの無骨なテイストが強調されています。

完全オーダーメイド仕様で、細部までランクル70らしさを追求した個性派カスタム車です。

ランクル70とは?

ランドクルーザー70は、1984年に誕生したトヨタの本格クロスカントリー4WDで、頑丈なラダーフレームと高い走破性が最大の特徴です。

過酷な環境でも走り続ける信頼性の高さから世界中で評価され、長年にわたり支持されてきました。

国内では一度生産を終えたものの、要望の高まりから2014年に限定復活し、2023年には再び国内販売が再開。

最新モデルは丸目LEDなど伝統を残しつつ性能をアップデートしています。

ランクル風のプロボックスの特徴

ランクル風にアレンジされたプロボックスは、外観だけでなく実用面でも大きな魅力を備えています。

ランクル70らしい無骨なスタイルを取り入れつつ、商用車ならではの使いやすさや経済性はしっかりキープされています。

ここからは、ランクル風にアレンジされたプロボックスの特徴を、ポイントごとに詳しく見ていきましょう。

プロボックスをベースにランクル70の特徴を搭載

ランクル風のプロボックスは、プロボックスを土台にしながら、フロントまわりにはランクル70の象徴である丸目ライトや専用グリルを組み合わせ、表情がまったく別物へと変化しています。

ウインカーやテールも70風に加工され、商用車らしさはほとんど感じないでしょう。

さらにルーフバスケットやマッドテレーンタイヤを装着することで、オフロード車さながらのワイルドさを強調した外観に仕上がっています。

内装はプロボックスのFグレードがベース

室内は、プロボックスのFグレードをベースにしつつ、シートカバーやフロアマットを変更して上品な雰囲気へと変わっています。

レザー調素材や木目パネルが取り入れられ、商用車とは思えない落ち着いた空間を演出。

ステアリングもガングリップタイプへ交換され、細かな操作性にも気が配られています。

荷室はプロボックスらしい優れた積載力

ランクル風にカスタムされても、荷室の広さはプロボックス本来の魅力をしっかり維持しています。

フラットで奥行きのあるスペースは、大きな荷物やアウトドア用品も難なく積載可能。

商用車として設計されたメリットがそのまま残っており、趣味と実用性を両立したクルマとして活躍します。

カラーバリエーションも選べる

ボディカラーは現行プロボックスの定番色であるホワイトやブラックのほか、ライトグリーンなども選択できます。

さらに希望があればオリジナル塗装にも対応しており、自分だけの仕様に仕上げることも可能です。

他人と被らない1台を求める人にとって、大きな魅力となっています。

ランクル風プロボックスの燃費

燃費は、ベース車であるプロボックスの性能が基準となり、ハイブリッドなら22.6km/L、ガソリン車は17.2km/Lが目安です。

ただしランクル風カスタムではパーツが大型化し、重量や空気抵抗が増すため、実際の燃費はやや落ちると予想できます。

見た目の迫力と引き換えに、少し数値が下がる点を理解しておくとよいでしょう。

ランクル風プロボックスの価格

ランクル風プロボックスである「70 YO. 70デストロイヤー」の価格は、プロボックスをカスタムするか、新車をフルコンプリートするかによって異なります。

カスタムする場合の料金は、ホイールとルーフバスケットを除いた外観で定価150万円(税込)となっています。

中古車をカスタムすると仮定した場合、Fグレードの中古車価格が安くて50万円程度ですので、合計すると約200万円で手に入れることが可能です。

一方、新車フルコンプリートカーの場合は、諸費用込みで391万円(税込)です。

Fグレードの新車価格が177.7〜205.2万円ですので、およそ180〜220万円プラスすれば、フルコンプリートされた新車のランクル風プロボックスが手に入れられます。

なお、実際にはオーダーメイドのカスタムになるので、予算に合わせたカスタムを依頼できます。

プロボックスをランクル風に見せられるカスタム箇所

ランクルのような力強いスタイルをプロボックスで再現するには、複数のパーツを組み合わせて仕上げていく必要があります。

外観の変更だけでも印象は大きく変わりますが、内装まで手を加えることで一体感のある仕上がりに変更可能です。

ここでは、具体的なカスタムポイントを順番に紹介していきます。

外装カスタム

ランクル風の印象を作るうえで最も効果が高いのが外装まわりのカスタムです。

特に重要な8つのカスタム箇所は、次のとおりです。

丸目ヘッドライト

角形ライトを丸目へ変更するだけでクラシックな表情に変わり、ランクルらしい無骨さが生まれます。

最初に取り入れたい定番カスタムです。

フロントバンパー・フロントグリル・オーバーフェンダー

フロント周りをメッシュグリルや専用バンパーに交換し、フェンダーを広げることで、より重厚感のあるオフロードスタイルへ仕上がります。

ランクル70の無骨さを表現できます。

リアバンパー

後部のバンパーをカスタムすることで、オフロード向けのスタイルを強調できます。

頑丈なデザインにすると実用性も向上します。

リフトアップ

車体を持ち上げるだけでシルエットが大きく変わり、SUVらしさが一気にアップします。

フロントバンパー・フロントグリル・オーバーフェンダーを変更する際に必須のカスタムです。

ルーフラック

ルーフラックを装着すると積載力が増し、アウトドア向けの雰囲気が強まります。

見た目の迫力アップにも効果的です。

マッドタイヤ

マッドタイヤを装着するだけで走破性が高まり、ワイルドな見た目へ変化します。

ホイールとセットで替えるのが定番です。

ナンバーフレーム

メッキ調のナンバーフレームを使うとクラシック感が増し、細かな部分からランクル風の雰囲気を引き立てられます。

メタル風などを選ぶとクラシックSUVらしさが強まります。

塗装

塗装をオリジナルカラーにすると個性が出せ、見た目の印象も大きく変わります。

世界に1台の仕上がりも可能です。

内装カスタム

外装だけでなく、内装を整えることでより統一感のあるランクル風スタイルに仕上がります。

簡単に変えられる部分から手を加えるのがポイントです。

シートカバー

レザー調やクラシック柄のシートカバーに替えるだけで室内の雰囲気がぐっと引き締まり、上質な印象へ生まれ変わります。

レトロ調やアウトドア風など、お好みのスタイルを選ぶとよいでしょう。

ダッシュボード

表面の素材を変えるだけで上品な空間が生まれます。

ウッドやレザー調などを取り入れることで、高級感のある落ち着いた室内に変えられます。

フロアマット

フロアマットをデザイン性の高いものに交換すると、車内の統一感が増し、好みに合わせたインテリアに仕上がります。

手軽で効果の大きい内装カスタムです。

ステアリング・シフトノブ

ハンドルとシフトノブを木目調にすると、レトロで上品な室内に変えられます。

操作時の満足度も向上するでしょう。

まとめ

本記事では、ランクル風のプロボックスとは何かを解説し、その特徴や価格、カスタムする際に重要な箇所を紹介してきました。

ランクル風プロボックスは、プロボックスの実用性とランドクルーザー70の無骨な魅力を融合させた独自のカスタムスタイルです。

外装を中心に大きく印象を変えられ、内装のアレンジで統一感も高められます。

価格もカスタム内容により幅広く、手頃に仕上げることもフルコンプリートで作り込むことも可能です。

個性ある1台を求める方に最適なカスタムといえるでしょう。

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