日産 キャラバンのディーゼルの寿命とは?ガソリン車やライバル車と徹底比較!

日産 キャラバンのディーゼルの寿命とは?ガソリン車やライバル車と徹底比較!

日産が販売している人気車種のキャラバン。
人気と言っても車の価格や寿命も気になる部分だと思います。
ディーゼル車かガソリン車によっても寿命やかかる費用が変わってきます。
ここでは、日産人気車種のキャラバン ディーゼルの寿命はどのくらいなのか、ガソリン車やライバル車と比較してどうなのかについて解説していきます。

日産 キャラバン ディーゼル車とは?

現在日産が販売しているキャラバンのディーゼル車は、2022年4月下旬にマイナーチェンジが行われました。
0から開発をしたという新型ディーゼルエンジン(尿素SCRシステム)を搭載しており、世界で最も新しいシステムと言われています。
尿素SCRシステムは、CO2の削減と排気性能を高いレベルで実現しています。

さらに従来の5速から7速にアップグレードし燃費性能も大幅に改善されています。
新型のキャラバン ディーゼルは、従来に比べ燃費が12%向上しています。

デザインは2021年10月にマイナーチェンジをしたガソリン車同様ダイナミックかつ存在感ある見た目をしており、内装も黒を基調とした高級感ある作りとなっています。

また、運転時の疲労を軽減してくれるシートを標準装備してあったり、より高級感ある仕様を施した新たな上位グレードも設定されています。
歩行者を検知してくれるインテリジェント エマージェンシーブレーキやアウトビューモニター、踏み間違い衝突防止アシストなど安全装備も先進技術を詰め込んでいます。

キャラバン ディーゼル車の寿命はどのくらい?

キャラバンの ディーゼル車と聞くと「燃費がいい」「費用を抑えられる」といったイメージをお持ちの方は多くいらっしゃると思います。
また、ガソリン車との違いや耐久性はどうなのかという部分も気になる方はいらっしゃると思います。
ここでは、キャラバン ディーゼル車の寿命について解説していきます。

ガソリン車とディーゼル車の違い

ガソリンとディーゼルの違いは、熱エネルギーの転換方法の違いによるエンジン構造の作りです。

ガソリンエンジンは、ガソリンと空気の合わさったものを点火し爆発させエネルギーを作り出しています。

ディーゼルエンジンは、軽油を圧縮することで温まった空気に噴射することで燃焼し熱エネルギーを作り出しています。
ディーゼルエンジンの場合、空気の圧縮による内部燃焼を起こすのでエンジン内部が壊れないよう頑丈に作られています。
そのために、ガソリンエンジンに比べ頑丈かつ重量があるエンジンがディーゼルエンジンとなります。

ディーゼルエンジンの耐久性

ディーゼルエンジンは、燃焼した時の圧力が大きいためエンジンが壊れないように丈夫に作られています。
ですが、丈夫に作られているからといって寿命が長いとは言いきれません。
なぜなら、ディーゼルエンジンは、軽油を燃焼させるので煤が出てしまい、煤が溜まってしまうと馬力が落ちる原因や劣化の原因となり寿命を短くしてしまうからです。

ガソリン車とディーゼル車、寿命が長いのは?

ディーゼルエンジンの場合、空気の圧縮比率がガソリンエンジンより高くエンジンへの負荷が大きくなってしまいます。
そのため、部品一つ一つはガソリンエンジンより丈夫でもエンジンの寿命は短くなってしまう傾向にあります。

ディーゼルエンジンは、停車と発進が多ければ多いほど劣化が早いということになります。ガソリンエンジンも劣化理由は同じですが、空気の圧縮率がディーゼルエンジンほど高くないためエンジンの寿命は長くなります。

ライバル車「ハイエース」との寿命の違い

キャラバンのライバル車として挙げられるハイエースですが、キャラバンとハイエースの寿命を比較した時、計算上はどちらも20年走れる優秀な性能をしています。
ですが、ハイエースとキャラバンでは、多くの販売実績やリセール面などはハイエースに軍配が上がると言えるでしょう。

キャラバン ディーゼルの寿命の目安をご紹介

実際にキャラバン ディーゼルの寿命となる目安はどれくらいになるのか気になる方はいらっしゃると思います。
ここでは、キャラバン ディーゼルの寿命の目安をご紹介していきます。

走った距離

キャラバン ディーゼルの寿命目安距離は、約20万kmといわれています。
(乗り方によって走れる距離も変わってきます。)
実際に中古車で売られている物のなかには、走行距離が15万kmを超えているものも多く見られます。
長く乗れば乗るほど故障などは増えてしまいますが、走行できなくなるほど致命的な故障は起こりにくいと言えます。

年数がどれくらい経っているのか

一般的には、1年で走行する距離は平均1万km走るといわれています。
ですので、単純に計算すると20年乗れるということになります。
キャラバンのディーゼル車が発売されたのが2012年の6月なので、発売されてからまだ10年ほどしか経っていないため、明確な数値ではありません。
また、メンテナンスや日々の乗り方、使用方法などによって車の寿命は大きく変動します。
車を長持ちして乗り続けるためには、日々の使用方法や定期的なメンテナンスなどが重要なポイントとなっています。

リセール

キャラバン ディーゼルの内外装以外のリセールスバリューという観点から寿命を見てみましょう。
販売価格が低ければ低いほど価値がないとされているので、0円=寿命とも見られます。
そういった点を加味しながら見てみるとやはり走行距離20万kmを超えると価格がかなり低くなるため、20万kmを迎える前に売却を検討することがおすすめです。

キャラバン ディーゼル車を長持ちさせるポイント

いくら耐久性に優れているキャラバン ディーゼルといっても適切なメンテナンスを怠ってしまうと寿命も短くなってしまいます。
ここでは、キャラバン ディーゼル車をより長持ちさせる方法についてご紹介していきます。

エンジンオイルを定期的に交換する

キャラバン ディーゼルをより長持ちさせる上で外せないのが定期的なエンジンオイルの交換です。
エンジンオイルは、規格により定められていて粘土とグレードが指標となります。
そのため、エンジンオイルはメーカーが指定したオイルを使うようにしましょう。
品質が低いオイルを使うと洗浄性能や冷却機能、トルクなどの機能が低下してしまいます。

また、エンジン本体の故障や劣化にも繋がってしまいます。
エンジンオイルの交換目安は、基本的に20,000kmもしくは1年程度が適切です。
ただ、停車+発進が多い乗り方をしている場合は、定期的に交換するようにしましょう。

部品を洗浄、交換する

部品の洗浄や交換も長持ちさせる秘訣の1つとなります。

主に、マフラー ・インジェクター ・ EGRクーラー ・ バルブ ・バイパスパイプ ・インテークマニホールド ・吸気シャッターバルブ ・吸気圧センサーなどの部品にカーボンが積もってしまいます。
カーボンが積もる場所を綺麗にしておくことで燃費向上や再生周期が良くなります。

定期的に距離を走る

ディーゼル車は、定期的に距離を走るということも大事です。
回転数を上げエンジンが温まるまで走ることで再生機能が作動しカーボン、アッシュを燃焼してくれます。

まとめ

キャラバン ディーゼル車の寿命について解説してきました。

ガソリン車やライバル車と比較してもパワフルで耐久性があるキャラバン ディーゼル車ですが、乗り方や手入れの仕方で寿命は短くなってしまいます。
キャラバンの購入を検討している方は、ご自身のライフスタイルに合わせてディーゼルかガソリンか選択すると良いです。

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