キャラバンのサマータイヤとスタッドレスの空気圧の適正値を紹介!

キャラバンのサマータイヤとスタッドレスの空気圧の適正値を紹介!

キャラバン 空気圧

キャラバンのタイヤの空気を入れようとすると、適正値が分からなかったり、どのくらいだったか忘れたり、環境によって変えた方が良いのか悩んでしまいますよね。

タイヤの空気は毎日入れるものではないため、忘れたり悩んだりすることは仕方ありません。

結論からお伝えすると、タイヤの適正値は車重量や積載量によって異なります。
しかし、道路の状態で空気圧を変える必要はありません。

本記事では「空気圧の適正値」を詳しく解説します。

型式・車両タイプ別|キャラバンの空気圧

キャラバンのサマータイヤの空気圧の適正値を、型式や車両のタイプ分けてご紹介します。

キャラバンの空気圧

キャラバンは「バン」「ワゴン」「マイクロバス」の3種類あることはご存じでしょうか。
それぞれを見出しに分けて表を作成し、解説していきます。。

バン

キャラバンのバンタイプの空気圧は以下のとおりです。

【バン・低床】

QR20DE QR25DE・2WD QR25DE・4WD 4N16・ロングボディ
前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

325(3.3) 350(3.5) 375(3.8) 375(3.8)
前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

最大積載量の半分以上を積載

450(4.5) 450(4.5) 450(4.5) 450(4.5)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

300(3.0) 300(3.0) 300(3.0) 300(3.0)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

最大積載量の半分以上を積載

450(4.5) 450(4.5) 450(4.5) 450(4.5)

参照元:日産

【バン・平床】

QR20DE QR25DE 4N16・ロングボディ 4N16・スーパーロングボディ
前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

400(4.0) 425(4.3) 450(4.5) 500(5.1)
前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

最大積載量の半分以上を積載

425(4.3) 475(4.8) 500(5.1) 500(5.1)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

400(4.0) 400(4.0) 400(4.0) 400(4.0)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

最大積載量の半分以上を積載

600(6.1) 600(6.1) 600(6.1) 600(6.1)

参照元:日産

【バン・ワイド幅】

前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

350(3.5)
前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

最大積載量の半分以上を積載

450(4.5)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

300(3.0)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

最大積載量の半分以上を積載

450(4.5)

ワゴン

キャラバンのワゴンタイプの空気圧の適正値は以下のとおりです。

2WD 4WD
前輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

240(2.4) 300(3.0)
後輪の空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

260(2.6)

参照元:日産

マイクロバス

キャラバンのマイクロバスの空気圧の適正値は以下のとおりです。

QR25DE
空気圧

kPa

(kgf/c㎡)

350(3.5)

参照元:日産

キャラバンの空気圧のチェック方法

キャラバンのタイヤの空気圧をチェックするタイミングとチェック方法を解説します。

チェックするタイミング

キャラバンのタイヤの空気圧チェックは、1か月に1回は最低でも実施するのが望ましいです。
ただし、高速道路での走行頻度が高い方や毎日運転する方は、2週間〜3週間に1回の点検をおすすめします。

こまめにチェックするべき理由は2つあります。

・タイヤの空気は少しずつ抜けているため
・空気が抜けすぎると危険なため

タイヤの空気は、走行中も止まっているときも常に車の重みで空気が抜けています。
キャラバンは商用車や積載車のために作られた車であるため、一般的な乗用車に比べて重量は重めです。
タイヤの空気が抜けすぎると、車体の重さや積載量による負担でタイヤに亀裂が入る危険性があります。

安全に車を使用するためにも、タイヤのこまめな空気圧点検は欠かせません。

空気圧の適正値はドアに貼られたシールでチェックできる

キャラバンの空気圧の適正値を忘れてしまった場合、ドアに貼られたシールで確認できます。
運転席のドアを開けて車体側のピラーにシールが貼られていることが大半です。

キャラバンは積載量によってタイヤの適正値が異なり、前輪と後輪に分けて記載があります。
シールに「軽」と「定」の表記がある場合、以下の意味があります。

・軽:最大積載量の半分またはそれ以下で車を使用する場合
・定:最大積載量の半分〜最大積載量までのあいだで車を使用する場合

キャラバンをインチダウンさせた場合の空気圧の調べ方ですが、少し複雑です。
純正タイヤの荷重指数や適正空気圧、負荷能力を調べたあとインチダウンの適正空気圧を確認するといった工程が必要となります。

もし迷ったら、タイヤ専門店やガソリンスタンドの店員に聞いてみると良いでしょう。

タイヤの空気圧が高すぎるリスク

もし、タイヤの空気を適正値よりも多く入れすぎた場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。
また、キャラバンの空気圧は高めのほうが良いという噂についても併せて解説します。

キャラバンの空気圧は高めの方が良い?

キャラバンは商用車用のタイヤであるため、一般的な乗用車よりも高い空気圧でも問題ありません。
しかし、キャラバンの空気圧を特別高めにした方が良いということもないです。
理由としては、タイヤの空気圧は車重量で変えた方が良いためです。

キャラバンの空気圧は、車に積む荷物が最大積載量の半分以下の場合はベースの適正値にしてください。
空気圧を高めにするのは、車に積む荷物が最大積載量の半分を超えたケースです。

キャラバンの空気圧が高すぎるときのリスク

キャラバンのタイヤの空気圧が高すぎるリスクを3つ紹介します。

・乗り心地が悪くなる
・バーストする恐れがある
・ブレーキが効きにくくなる

空気圧との関係を詳しく解説します。

乗り心地が悪くなる

タイヤの空気圧が高すぎる場合、乗り心地が悪くなるリスクがあります。
タイヤの空気圧が高い状態になるとタイヤがパンパンに膨らんだ状態になり、道路の凹凸で大きく車が跳ね上がるためです。

荷物を載せている量が少なかったり、乗員の数や総体重が軽かったりする場合、跳ね飛び方が大きくなります。
酔いやすい方は体調が悪くなりやすくなるため、空気を入れる量には気をつけましょう。

バーストする恐れがある

タイヤの空気圧が高すぎると偏摩擦が増加しバーストする恐れがあります。
バーストは、ハンドルが効かなくなり事故を起こす可能性もあるため非常に危険です。

高速道路の走行中は特に事故を起こすと被害が大きくなりやすいため、空気を入れすぎないようにしましょう。

ブレーキが効きにくくなる

空気がたくさん入りすぎている状態は、ブレーキが効きにくくなる恐れがあります。
これは、接地面が真ん中に集中することで接地面積が小さくなり、抵抗力が減少してタイヤが転がりやすくなるためです。

いざというときにブレーキの効きが悪いのは大変危険なため、空気圧は適正値で入れるようにしましょう。

空気圧は低すぎても良くない

空気の入れすぎによるリスクをお伝えしましたが、空気圧が低すぎても良くありません。

理由は4つあります。

・バーストするリスクが上がる
・ハイドロプレーニング現象のリスクが上がる
・走行中の安定性が低下する
・燃費が悪くなる

バーストやハイドロプレーニング現象、走行中の安定性は安全運転を脅かす要素です。
また、接地面の増えすぎにより転がりやすさが低下することで燃費を悪くさせる原因の一つにもなります。

空気圧も低すぎず高すぎない中間が最も安全です。

キャラバンのスタッドレスや雪道走行・凍結道走行時の空気圧は?

スタッドレスや雪道走行・凍結道走行時に空気圧を変えた方が良いのか疑問に思っている方もいるでしょう。
以降では、スタッドレスタイヤの装着時や雪道、アイスバーンがある場合について解説します。

スタッドレスもサマータイヤと同じで良い

スタッドレスを履くからといって、空気圧を変更する必要はありません。

ただし、雪が深い地域にお住まいの場合は空気圧を変更しても構いません。
雪道やアイスバーンを走行する場合の空気圧の変更はメリットもあります。

雪道の場合は?

雪道を走る場合、空気圧を少し高めにすると走行のしやすさがアップします。

空気が多めに入るとタイヤは通常の幅よりも細くなり、その分地面に接地している部分の圧が強くなるためです。
圧が強いと滑りにくさがアップするため、グリップを効かせたい方は高めに設定しても良いでしょう。

反対に、タイヤがハマってしまうほど雪が柔らかい場合は、空気圧を低めにしたほうが脱出が簡単になります。

アイスバーンの場合は?

アイスバーン対策をしたい場合は、空気圧を低めに設定すると有利です。
これは、接地面積を広くするとスタッドレスタイヤの性能を生かしやすくなるためです。

まとめ

今回は、キャラバンの空気圧の適正値について解説しました。
そもそも適正値はその車にあった空気圧に設定されているため、わざわざその数値よりも高くしたり低くしたりする必要はありません。

ただし、雪道やアイスバーンの走行では接地面積の関係で変えたほうが走行のしやすさが変わることも事実です。
特別なことがない限りは基本的に適正値を守って、事故のないようにしましょう。

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