プロボックスは5ナンバー化できる?できない理由と手に入れ方を紹介

プロボックス 5ナンバー化

プロボックスは、耐久性と積載性に優れた商用車として知られていますが、近年ではそのシンプルなデザインや走行性能から、自家用車として使用する方も増えています。

そんなプロボックスをプライベート用として使う場合、5ナンバー化はできるのでしょうか。

この記事では、プロボックスの5ナンバー化が可能かどうか、できないと言われる理由、そして5ナンバー仕様を手に入れる具体的な方法までを分かりやすく解説します。

プロボックスの使い勝手をもっと良くしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

プロボックスは5ナンバー化できる?

プロボックスをプライベート用として使ううえで、「5ナンバー化できるのか」は多くの方が最初に気になるポイントです。

結論から言うと、すべてのプロボックスが5ナンバー化できるわけではなく、現行モデルと過去モデルでは事情が異なります。

まずは現行モデルの5ナンバー化について整理し、過去に存在した5ナンバー仕様や、バンとワゴンの違いを見ていきましょう。

現行プロボックスは5ナンバー化できない

現行プロボックスの5ナンバー化について、結論からお伝えすると、残念ながら現行モデルの5ナンバー化は現実的に難しいとされています。

その理由は、4ナンバーから5ナンバーに変更する条件がほとんど満たせないからです。

そもそも現行プロボックスは、すべてのモデルが4ナンバーです。

5ナンバー化するためには、4ナンバーの定義である以下の条件を崩す必要があります。

・荷室の床面積が1㎡以上必要
・リアゲートの開口部が縦横800mm以上かつ、開口部の鉛直面への投影面積が0.64m2以上あること
・荷室の床面積よりも後部座席の床面積のほうが大きいこと
・後部座席にすべて人が乗ったときの重量よりも最大積載量が大きいこと

5ナンバー化するためには、これらの条件を変更する必要があります。

しかし、後部座席を数十センチずらしたり、3列目シートを設置したりするなど、どの条件も現実的に変更することが難しいのが現状です。

2014年以前は5ナンバーのワゴンタイプが存在した

実は、プロボックスには現行モデルの160系より前に、50系の5ナンバーが存在しました。

2014年以前に発売されていたモデルで、当時はバンタイプ(4ナンバー)とワゴンタイプ(5ナンバー)が発売されていました。

バンタイプは、荷物を載せることに特化した小型貨物車として活躍しており、一方、ワゴンタイプは乗用車用として内外装がグレードアップしているという違いがありました。

しかし、2013年10月にカローラフィールダーに統合される形で生産終了しています。

バン(4ナンバー)とワゴン(5ナンバー)の違い

バンタイプとワゴンタイプは、小型貨物車と乗用車といった違いのほかにもいくつか異なる点があります。

具体的には、以下が挙げられます。

・5ナンバーは全席に別体式のヘッドレストが備わっており、安全性と快適性が確保されている
・5ナンバーのほうがリアシートのクッション性が高い
・5ナンバーは荷物よりも人を乗せることを想定した、マイルドなサスペンションを採用
・5ナンバーの内装はバンより質感が向上している

なお、プロボックスの5ナンバーは2014年のビッグマイナーチェンジ以降、バンの最上級グレード「F」に変更されています。

Fグレードは、ヘッドレスト装着やリアシートのクッション性など、当時のワゴンタイプの代わりとなる存在となっています。

5ナンバーのプロボックスは中古車でのみ手に入る

ここまで紹介してきたように、現行プロボックスを5ナンバー化することは現実的に難しいと考えられます。

しかし、手に入れられないわけではありません。

実は、5ナンバーのプロボックスは中古車でのみ手に入れることが可能です。

5ナンバープロボックスの中古車は少ない

この章の冒頭でも紹介したように、5ナンバーのプロボックスは中古車でのみ購入可能です。

しかし、5ナンバーのプロボックスは生産終了してから10年以上経つため、中古車としての数が年々減ってきています。

人気があれば中古車市場に出回る数が多くなったり、新車としての復活が考えられたりしますが、自家用として4ナンバーのまま使用することも多いことから、レア度も高いままです。

中古車として購入したい場合は、見つけ次第すぐに購入することをおすすめします。

5ナンバーの中古車プロボックス以外の選択肢

プロボックスの5ナンバーは、中古車で手に入れる方法がありますが、車両の状態が悪かったり、そもそも車両が見つからないケースも考えられたりします。

こういったケースで気に入りそうな車両が見つからない場合は、初めから現行モデルの「F」を選ぶのがおすすめです。

Fグレードは、現行モデルの最上級グレードとして、装備品や快適性がもっとも高くなっています。

バンタイプですので通常の普通自動車より快適性が落ちるかもしれませんが、それでもそのほかのモデルを選ぶよりは5ナンバーに近い使い勝手の良さを感じられるでしょう。

5ナンバープロボックスを所有するメリット

プロボックスを5ナンバーで所有すると、商用バンとは異なる多くのメリットを得られます。

乗り心地や使い勝手だけでなく、維持管理の面でも違いを感じられる点が特徴です。

ここでは、4ナンバー車と比較した際に特に実感しやすいメリットを具体的に見ていきましょう。

4ナンバーよりも快適性が高い

先ほど、バンタイプ(4ナンバー)とワゴンタイプ(5ナンバー)の違いのところで紹介しましたが、ワゴンタイプは乗用車となるため快適性は優れています。

クッション性や装備品、サスペンションなど、長時間運転しても疲れを感じさせない仕様となっているため、運転する機会が多い人に向いているでしょう。

車検は2年ごとで済む

現行モデルの4ナンバープロボックスは、車検が新車登録から2年、以降は1年ごとに受ける必要があります。

しかし、5ナンバーであれば普通乗用車に該当するため、新車登録から3年、以降は2年ごとで済みます。

車検は手間や時間がかかりますので、これらを省けるのは大きなメリットと言えるでしょう。

4ナンバーより自賠責保険が安く済む

4ナンバーと5ナンバーは、自賠責保険にも違いがあります。

具体的には、以下の表のとおりです。

25ヶ月 24ヶ月 12ヶ月
自家用乗用自動車(5ナンバー) 18,160円 17,650円 11,500円
小型貨物自動車(自家用・4ナンバー) 20,950円 20,340円 12,850円

わずかではありますが、5ナンバーのほうが支払う保険料が少ないことが分かります。

5ナンバープロボックスを所有するデメリット

5ナンバープロボックスには多くのメリットがある一方で、4ナンバー車と比べると無視できないデメリットも存在します。

特に違いが出やすいのが、税金に関わる維持費の部分です。

ここでは、購入前に必ず知っておきたいコスト面の注意点を紹介していきます。

4ナンバーより自動車税が高い

自賠責保険は4ナンバーより安く済みますが、自動車税は5ナンバーのほうが高くなります。

4ナンバー:14,300円
5ナンバー:34,500円

およそ20,000円の差があるのは、大きなデメリットと言えます。

4ナンバーより自動車重量税が高い

5ナンバーは自動車税のほかにも、自動車重量税も4ナンバーより高くなっています。

5ナンバー:24,600円 / 2年
4ナンバー:6,600円 / 1年

5ナンバーを1年で計算しても12,300円と、およそ倍近くの税額がかかってきます。

4ナンバーより増税率も高くなる

車における増税率とは、新車登録から13年もしくは18年経過した車の自動車税と自動車重量税の税率を増やす制度です。

こちらに関しても、4ナンバーより5ナンバーのほうが高くなる傾向です。

【自動車税】

新車登録から13年経過
5ナンバー 15%増税
4ナンバー 10%増税

【自動車重量税】

新車登録から13年経過 新車登録から18年経過
5ナンバー 32,400円 37,800円
4ナンバー 8,200円 8,800円

どちらも年数の経過により増税しますが、5ナンバーのほうは金額が高い分、増税も高くなる傾向です。

プロボックスの5ナンバーと4ナンバーの維持費を比較

5ナンバーと4ナンバーの維持費の違いをまとめると、以下の結果が出ています。

項目 5ナンバー 4ナンバー
燃料費(1L/170円) 98,265円
自動車税(1年) 34,500円 14,300円
車検費用(1年) 50,000円程度
自賠責保険(12ヶ月) 8,770円 10,170円
合計 191,535円 172,735円

※燃料費は170円、1年10,000km、カタログ燃費17.3km/L(2WDガソリン車)で計算
※自賠責保険は24ヶ月を1年分にして計算

2つを比較すると、20,000円ほど4ナンバーのほうが安いことが分かります。

5ナンバープロボックスの中古車価格

最後に、5ナンバープロボックスの中古車価格を紹介します。

「グーネット」によると、500,000〜1,898,000円となっていました。

検索できたのは14台と少ない台数でしたが、ほとんどのモデルがルーフキャリアや内装の装飾といった、何かしらのカスタムがなされていました。

タイミングが合えばよい状態の車両も手に入れられ、加えて50万円から100万円台で購入できるので、早めに決断するほうがよいでしょう。

まとめ

本記事では、4ナンバーのプロボックスを5ナンバー化できるかを解説し、5ナンバープロボックスの手に入れ方や、メリット・デメリットを紹介してきました。

結論として、現行プロボックスを後から5ナンバー化することは現実的ではなく、5ナンバーを希望する場合は中古車で探す必要があります。

一方で、快適性を重視するなら5ナンバー、維持費を抑えたいなら4ナンバーと、用途によって最適な選択は異なります。

ぜひ本記事の内容を判断材料に、あなたにとって最適なプロボックスを見つけてください。

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