プロボックスの積載量はどのくらい?積載時の注意点やサクシードとの違いを紹介

プロボックス積載量

たくさん積める車として人気のプロボックスは、「実際どれくらい積めるの?」「アウトドアや趣味で使えるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、プロボックスの積載量を詳しく解説し、ライバル車との比較や、自家用として使う魅力まで紹介します。

荷物の多い趣味やレジャーにぴったりの車を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

プロボックスの積載量はどのくらい?

プロボックスを検討する方の中には、積載量がどのくらいか気になる方が多いかと思います。

ここでは「アウトドアや趣味で使用できるか」、そんなお悩みに答えていきます。

最大積載量は400kg

まず、プロボックスの最大積載量を見ていきましょう。

乗車人数 荷室容量
ガソリン車 2名時 400kg
5名時 250kg
ハイブリッド車 2名時 350kg
5名時 200kg

プロボックスは、ガソリン車とハイブリッド車から選択できますが、それぞれ荷室容量が異なります。

ガソリン車は、乗車人数2名時で最大400kg、5名時で250kgです。

一方、ハイブリッド車は乗車人数2名時で最大350kg、5名時で200kgとハイブリッドシステムを搭載する分、載せられる荷物の量はガソリン車よりも50kgほど少なくなります。

荷室サイズ

荷室サイズについても見ていきましょう。

乗車人数 荷室長×荷室幅×荷室高(mm)
ガソリン車 2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)
ハイブリッド車 2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)

荷室サイズについては、ガソリン車とハイブリッド車ともに、乗車人数に関わらず同じサイズとなっています。

乗車人数が2名であれば、A4コピー用紙ダンボールが89個、みかん箱が38個入るほど、広いサイズ感となっています。

フラット化できるので積み込みも楽

プロボックスは、2列目シートを折りたためばフルフラット化できます。

荷室サイズも広いので、大量の荷物を積み込め、さらに開口部も広く設計されているので、荷物の出し入れも簡単です。

また、フルフラット化できることで寝転ぶこともできるので、車中泊や休憩時の利用にも活躍します。

シートアレンジが多彩

プロボックスはシートアレンジが柔軟で、用途に応じた使い方が可能です。

リアシートを前方に倒すことで、大きな荷物や長尺物も積載できる広い荷室が確保されます。

アウトドア用品や仕事道具を運ぶ際にも便利で、実用性の高いレイアウトが魅力です。

日常使いからレジャーまで、シートアレンジによって幅広いシーンに対応できるでしょう。

小物収納できるスペース

商用車ならではの工夫が施された小物収納スペースの多さもプロボックスの魅力です。

具体的には、以下の装備が搭載されており、日常使いや業務でも快適に過ごせる工夫が施されています。

  • 飲み物や小物を手元に置ける「センタートレイ」
  • ノートパソコンの操作や食事時に便利な「インパネテーブル」
  • 幅の調整が可能で、様々なサイズの物を置ける「マルチホルダー」
  • スマートフォンの充電に対応した「USBポート」
  • 運転姿勢を調整しやすい「シート上下アジャスター」

なお、ハイブリッドモデルにはこれらに加え、見やすさに配慮されたスピードメーターや、多機能なマルチインフォメーションディスプレイも装備されています。

プロボックスの積載量に関する注意点

積載量の多さが特徴のプロボックスですが、荷物を積み込む際はいくつかのポイントに注意が必要です。

刑罰を科せられる場合もありますので、ここで確認しておきましょう。

燃費が悪化する

通常、車は荷物の量が多くなるほど、燃費も悪くなります。

プロボックスは、一般の乗用車よりも荷物が積み込める分、車の重量も重くなりますので、燃費が悪化しやすいでしょう。

また、燃費が悪くなるので、ガソリン代も多くなります。

そのため、積み込む必要のない場合は、できるだけ荷物を下ろしておくことをおすすめします。

道路に悪影響を及ぼす

荷物の積み込みすぎは、道路にも悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし、プロボックスは大型トラックのような大重量ではないため、そこまで気にする必要はありません。

ただし、積み込む量が多すぎた場合、道路に害が及ぶ可能性があるため、注意が必要です。

事故が起こる可能性が高くなる

プロボックスの荷室に荷物を積み込みすぎると、事故が起こる可能性が高くなります。

車は、一般的に荷物を乗せてもバランスよく運転できるように、最大積載量が決められています。

最大積載量以上の荷物を積み込んでしまうと、運転時の制御性が失われ、カーブやブレーキといった動きができなくなってしまうのです。

最悪の場合、事故につながってしまいますので、最大積載量以上の荷物を載せるのはやめておきましょう。

荷崩れが起こる

プロボックスは最大積載量が多く、さらに荷室サイズも大きいことから、無理な積み込みをしてしまいがちです。

無理な積み込みは、車への負担が大きくなり、荷崩れが起こる可能性が非常に高くなります。

運転中に荷崩れが起こると、ほかの車に影響があったり、事故に発展する可能性があったりするため、過積載は絶対にやめましょう。

最大積載量を超えると罰則を科せられる

大型トラックは、最大積載量以上の荷物を乗せてしまうと罰則を科せられますが、実はプロボックスも罰則の対象となります。

罰則の対象者は運転手以外にも運送業者や荷主なども該当するため、特に営業などで使用している方は注意が必要です。

下記に過積載となった場合の罰則と最大積載量を超える際の対象法を紹介します。

過積載となった場合の罰則

プロボックスが過積載となった場合の罰則は、以下のとおりです。

過積量 違反店 罰金
50% 1点 25,000円
50%〜100% 2点 30,000円
100%以上 3点(免許停止) 35,000円

なお、過積載をわかっていながら責任をドライバーに押し付けた場合、事業者とドライバーの双方に6ヶ月以下の懲役、もしくは10万円以下の罰金が課せられます。

最大積載量を超える際の対処法

プロボックに荷物を載せる際に、最大積載量を超えそうな場合は、「制限外積載許可申請」を警察もしくは最寄りの交番に提出します。

具体的な方法は以下のとおりです。

必要書類  

  • 制限外積載許可申請の必要書類
  • 制限外積載許可申請書
  • 積載物及び積載状況が分かる図面
  • 車検証のコピー
  • 申請者の運転免許証のコピー
  • 運転経路図
  • 特殊車両通行許可証

 

申請手順  

1.制限外積載許可申請の許可条件(積載物の長さ、幅、高さ)を、お住まいの地域の警察署に確認する
2.必要書類を集める
3.お住まいの地域を管轄する警察署もしくは交番に必要書類を提出する

 

なお、制限外積載許可の有効期間は、申請時に届け出た運行が終了するまでとなっていますので、注意しましょう。

プロボックスとサクシードとの積載量の違いはある?

プロボックスを検討する方の中には、サイズや形状がにているサクシードも候補になっている方も多いと思います。

実は、サクシードは2014年にプロボックスと統合されたため、両車の違いはほとんどありません。

しかし、2014年以前のモデルは車両サイズや室内サイズに異なる点があります。

積載量と荷室サイズの違い

乗車人数 荷室サイズ(全長×全幅×全高) 最大積載量
プロボックス 2名時 1,810×1,420×935(mm) 350kg〜400kg
5名時 1,040×1,415×935(mm) 200kg〜250kg
サクシード 2名時 1,810×1,420×935(mm) 350kg〜400kg
5名時 1,040×1,415×935(mm) 200kg〜250kg
サクシード
(統合前)
2名時 1,830×1,410×935(mm) 450kg
5名時 1,055×1,405×935(mm) 250kg

統合されてからの積載量と荷室サイズは、同車とも同じです。

しかし、統合前はサクシードの方が室内長と室内幅が異なり、加えて50kgほど最大積載量が多くなります。

車両サイズの違い

ボディサイズ(全長×全幅×全高)
プロボックス 4,245×1,690×1,525(mm)
サクシード 4,245×1,690×1,525〜1,530(mm)
サクシード(統合前) 4,300×1,695×1,525(mm)

車両サイズも統合されてからは、ほぼ同じサイズ感となります。

しかし、統合前はサクシードの方が、55mmほど全長は大きくなっています。

その他の違い

プロボックスとサクシードは、2014年に統合されたことで、その他の違いはほとんどありません。

しかし、2014年以前のモデルは以下のものに違いが見られます。

  • ヘッドライトとフロントグリルの繋がり
  • コーナーバンパーの長さ
  • ドアサッシの色
  • テールランプの形状
  • バックランプの位置
  • バックドアのガーニッシュの有無
  • ハンドルの装飾
  • ヘッドレストが一体型か分離式
  • 後部座席のクッション性
  • 後席の倒し方
  • 排気量(サクシードは1.5Lガソリンのみ)

まとめ

本記事では、プロボックスの積載量と荷室の実際のサイズ感、積載する際の注意点について紹介しました。

プロボックスはコンパクトながらも広い荷室を備え、大きな荷物の積載にも対応できる実用性の高い車です。

荷物を効率よく積むためには、シートアレンジの活用や荷崩れ防止対策などの工夫が重要です。

ビジネスはもちろん、アウトドアや日常の買い物など、幅広いシーンでその積載性能が活かせる1台ですので、使用目的に合った使い方を意識して賢く活用しましょう。

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