プロボックスにナビを取り付ける方法を詳しく紹介!注意点や装着可能インチも解説

商用車として人気のプロボックスですが、快適装備が控えめでナビが最初から付いていないケースも珍しくありません。
ディーラーや業者に依頼すると費用が高くなりやすく、「自分でナビを取り付けられないのか」と気になる方も多いでしょう。
この記事では、プロボックスへのナビ取り付け方法をステップごとに紹介し、必要な工具や部品、注意点などを詳しく解説します。
業者に依頼した場合の費用や時間も紹介するので、プロボックスにナビを取り付けたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
プロボックスのナビの取り付け方法
さっそく本題であるプロボックスのナビの取り付け方法を紹介していきます。
必要な工具
まず、必要な工具は以下のとおりです。
・10mmボックスドライバー
・ドライバー
・内装剥がし
・新しいナビ
・車とナビを接続する配線セット
・配線コネクター
車とナビを接続する配線セットや配線コネクターは、カー用品店やネットで購入可能です。
1.車とナビを接続する配線を先に繋げておく
作業に入る前に、ナビや車に接続するための配線を繋げておきます。
ナビに付属されている配線(電源ケーブル)と、取り付けキットの配線(こちらも電源ケーブル)を繋げてください。
基本的にはどれも同じ色の線を繋げていくだけです。
もし接続が間違っていたら繋げられませんので、繋がる配線から順に繋げていきましょう。
3本線が出ている配線もコネクターを使って繋げてください。
配線が長い場合は切っておくと、あとでしまいやすくなります。
ただし、車速の線(ピンク色)だけはセンサーを拾うためのパーツが取り付けられていますので、切断しないように気をつけましょう。
配線セットには、そのほかのケーブルが付属されている場合もありますが、プロボックスの場合は使用しません。
2.オーディオパネルを外す
ここからはナビ周りの機器を外す作業に入っていきます。
ナビ周りの機器は電気系統に該当するため、必ずエンジンを切ってから作業に取り掛かりましょう。
まず、オーディオパネルを外していきます。
外す際に、ハンドルの位置を調節するための「ステアリングポスト」と「ワイパーレバー」がじゃまになりますので、1番下にセッティングしてください。
オーディオパネルの左上からマイナスドライバーなどを差し込み、手前に引きながら取り外します。
取り外せましたら、ハザードスイッチとカプラーが接続されていますので、そちらも外してください。
3.オーディオを外す
次に、オーディオ本体を外していきます。
ボルトが4ヶ所見えると思いますので、ボックスドライバーですべて外してください。
このとき、ボルトが落ちる可能性がありますので、無くさないように注意しましょう。
オーディオの左右に取り付けられている、パーツ(ステー)も取り外しておきます。
オーディオがない車両もありますが、その場合もステーが装着されていますので、取り外してください。
4.1で繋げておいた配線と車両本体の配線を繋げていく
次に、作業前に繋いでおいた配線と本体の配線を繋げていきます。
ナビを取り付ける箇所の奥の方に車両本体のメインの配線があるので、引っ張って取り出してください。
すべてのカプラーを繋げていきます。
カプラーは同じ形のものしか繋がりませんので、合うものを探して取り付けてください。
5.ナビを取り付ける
配線が繋げられたら、ナビを取り付けていきます。
ナビ本体と配線をすべて繋げ、ナビを車両本体に装着します。
この際、センターテーブルに配線が挟まれないように、右奥に配線を収めてください。
オーディオがない車両の場合は、先にナビとステーを装着し、そのあとナビを車両本体に取り付けます。
ネジが左右3ヶ所ずつありますので、取り付けてから本体と接続してください。
6.オーディオパネルを取り付ける
最後にオーディオパネルを取り付けていきます。
外した方法とは逆にオーディオパネルを取り付けてください。
最後にエンジンをかけて、ナビが稼働するか確認できれば完了です。
プロボックスにナビを取り付ける際の注意点
プロボックスにナビを取り付ける際は、いくつかの注意点があります。
確実に取り付けるためにも、ここで確認しておきましょう。
必ずエンジンを切ってから作業に取り掛かる
作業前は、必ず車のエンジンを切ってから作業に取り掛かってください。
ナビ周りには、さまざまな電気機器があります。
エンジンを付けたままだと感電する恐れがありますので、絶対にエンジンはオフにしておきましょう。
車両に適合するナビや配線を選ぶ
プロボックスに取り付けられるナビや配線は、商品によって適合しないものもあります。
事前に合うかを確認してから購入するようにしましょう。
配線はなるべく右側を通すようにする
プロボックスのナビの下には、インパネテーブルが備えられています。
インパネテーブルは収納する際に裏側にある配線と干渉しやすく、強く挟み込んでしまうと、配線が切れてしまう恐れがあります。
そのため、ナビを取り付ける際の配線は、できるだけ右側に持ってきましょう。
難しいと判断したら業者に依頼する
プロボックスのナビの取り付けは自分で行えますが、難しいと感じたら専門業者に依頼することをおすすめします。
ナビといっても電気機器にあたるため、素人が行って失敗すると、車そのものに大きな影響を与える可能性があります。
そうなると費用も大きくかかる可能性もあるので、難しいと判断したらはじめから業者に依頼しましょう。
オンダッシュ型のナビなら簡単に装着できる
車のナビにはいくつか種類がありますが、オンダッシュ型なら簡単に装着可能です。
埋め込み式のインダッシュ型は、必要工具や難しい工程があるため、誰もができるわけではありません。
しかし、オンダッシュ型なら本体をダッシュボードの上に固定するだけで、配線もソケットに繋ぐだけですので、比較的簡単に取り付けできます。
プロボックスは何インチまでのナビが取り付けられる?
プロボックスにナビを取り付けたい方は、そのサイズも気になるポイントだと思います。
以下に、プロボックスにぴったりなサイズと注意点を記載しましたので、参考にしてください。
2DINワイドサイズ(横幅200mm)ならぴったり収まる
プロボックスのナビにぴったりハマるサイズは、2DINワイドサイズです。
2DINワイドの具体的なサイズは、横幅200mm、高さ100mmとなっています。
ワイドサイズでない場合はスペーサーが必要
ナビのサイズには、1DIN(横幅180mm高さ50mm)と2DIN(横幅180mm高さ100mm)のどちらかが一般的に使用されています。
プロボックスにぴったりなサイズは、2DINのワイドサイズ(横幅200mm)となりますが、2DINでも装着できないことはありません。
しかし、2DINの場合は左右に10mmの隙間が開いてしまうため、それを埋めるためのスペーサーが必要です。
欲しいナビの種類によっては2DINワイドサイズがない可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
プロボックスのナビの取り付けは業者に依頼するのがおすすめ
注意点のところでも紹介しましたが、プロボックスのナビの交換は、車のことに慣れていない方が行うには難しい場合があります。
特にダッシュボードから配線を取り出す作業や、ナビを繋げる作業は素人には難しいと感じるため、初めから業者に頼んだほうがスムーズに交換できるでしょう。
ここでは、業者にナビ交換を依頼した際にかかる費用や時間を紹介していきます。
業者に依頼した場合にかかる費用
業者に依頼した場合にかかる費用は、以下のとおりです。
業者 | ナビ本体+工賃 | ナビ本体持ち込み+工賃のみ |
---|---|---|
ディーラー | 160,000〜300,000円 | 20,000〜50,000円 |
カー用品店 | 30,000〜50,000円 | 15,000〜30,000円 |
整備工場 | – | 15,000〜25,000円 |
ナビ本体を店舗で購入して、その場で取り付けてもらうか、ナビ本体を持ち込んで取り付けだけお願いするかで、費用が異なります。
一般的には、ナビを持ち込んで取り付けだけお願いするほうが、工賃は高くなります。
店舗によっても価格が異なるため、依頼する前に確認するのがよいでしょう。
業者に依頼した場合にかかる時間
業者に依頼した場合にかかる時間は、2〜3時間程度です。
反対に自分で交換する場合は、その3倍はかかると思っておいたほうがよいでしょう。
そのため、早く交換させたい方は、業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
本記事では、プロボックスのナビを交換する方法や注意点、取り付けられるナビのサイズ、そして業者に依頼する場合の費用や時間までを紹介しました。
ナビの交換は自分でも可能ですが、配線処理やサイズ確認など注意すべきポイントがあります。
安全かつ確実に取り付けたい方は業者に依頼するのもおすすめです。
自分に合った方法を選び、快適なドライブ環境を整えてみてください