プロボックスの歴代モデルの特徴とは?現行との違いやおすすめモデルを紹介

プロボックス 歴代

トヨタのプロボックスは2002年に誕生した実用性重視の商用車です。

現行モデルではハイブリッド車が選択可能となり、近年は営業車だけでなく自家用車やアウトドア用途としても注目されています。

20年以上の歴史を持つプロボックスですが、購入を検討している方のなかには「歴代モデルの特徴は?」「50系と160系の違いは?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、プロボックス歴代モデルの特徴や現行モデルとの違い、中古でおすすめの年式を分かりやすく解説します。

中古車も視野に入れてプロボックスを選びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

フルモデルチェンジはない?プロボックスの歴代モデル

プロボックスは、2002年に誕生した商用車用ライトバンです。

これまでフルモデルチェンジは行っておらず、マイナーチェンジを度重ねて進化してきました。

大きく進化したのは、2014年に行われたビッグマイナーチェンジです。

当時ライバル車であった「サクシード」と統合することになり、デザインや内装、安全装備までが大幅に変更されました。

その後もハイブリッドモデルの設定や安全装備の追加など、時代に合わせた改良が続けられ、20年以上にわたり完成度を高めながら現在に至っています。

プロボックスの歴史

プロボックスは、2002年の登場以降、営業現場の声を反映し、使い勝手や安全性、燃費性能などが段階的に見直されてきました。

そのため、年式ごとに装備や仕様に違いがあるのも特徴です。

以下に、これまでに実施された主なマイナーチェンジの時期と変更点を整理してみました。

マイナーチェンジされた時期 変更点
2002年 プロボックス初登場と同時に、快適性が重視された「サクシード」も誕生
2014年9月 ビッグマイナーチェンジを実施
サクシードと統合される
2016年 全車に「Toyota Safety Sense C」を搭載
2018年 マツダからOEM車「ファミリアバン」が発売
2018年12月 ハイブリッド車が誕生

このようにプロボックスは、基本設計を維持しながらも、時代や使用環境に合わせて着実な改良を重ねてきました。

特に安全装備の標準化やハイブリッドモデルの追加は、営業車としての価値を大きく高める転機となっています。

2025年の一部改良の変更点

プロボックスは2025年11月25日に一部改良が行われ、新しく生まれ変わっています。

具体的には、以下の点が改良されています。

改良点 改良された内容
グレード
  • 1.3LガソリンGグレードを廃止し1.5Lガソリンに集約
安全装備
  • 「Toyota Safety Sense 3」を全車に搭載
  • 「オートクルーズコントロール機能」や「標識認識機能」を搭載
  • オプションとして「インナーミラー内蔵式」「ナビ表示式」が選択可能
  • 「プリクラッシュセーフティ」の支援拡大
  • 「クルーズコントロール」の支援拡大
  • 「レーンディパーチャーアラート」の支援拡大
  • 「レーントレーシングアシスト」の支援拡大
  • 「標識認識」の支援拡大
  • 「発進遅れ告知」の支援拡大
  • 「オートマチックハイビーム」の支援拡大
  • 「パーキングサポートブレーキ」の支援拡大
  • 「プロアクティブドライビングアシスト」の支援拡大
装備
  • 4.2インチTFTマルチインフォメーションディスプレイが全車標準装備
  • 新ステアリングホイールを導入
法規対応 ①[変更内容]CS/SU法規(UN-R155/156)
[対応詳細]19年電プラVer2化
[法規対応適用日]26年5月1日~②[変更内容]乗用車等AEBS(UN-R152-00)
[対応詳細]TSS3、PKSB追加
[法規対応適用日]25年12月1日~③[変更内容]歩行者の頭部保護性能強化(UN-R127-03)
[対応詳細]-
[法規対応適用日]26年7月7日~④[変更内容]車外騒音(UN-R51 Phase3)
[対応詳細]フードサイレンサ追加など
[法規対応適用日]27年9月1日~⑤[変更内容]ヘッドライト制御(UN-R48/08)
[対応詳細]オートライト消灯制御変更
[法規対応適用日]27年9月1日~
用品
  • 「シートプロテクトカバー」を新設定

※Fグレードおよびシートバック一体可倒クッション引き起こし式リヤシート付車は設定なし

プロボックスの歴代モデル(50系)と現行モデル(160系)との違い

プロボックスを大きく分けると、歴代モデルである50系と現行モデルである160系が存在します。

2014年のビッグマイナーチェンジ以前と以後で分けられ、それぞれスペックやボディ、装備品などに違いがあります。

ここでは、歴代モデルと現行モデルの違いを6つのポイントに分けて見ていきましょう。

スペックの違い

まず、スペックの違いは以下のとおりです。

歴代モデル 現行モデル
ボディサイズ
(全長×全幅×全高)
4,195×1,690×1,525(mm) 4,245×1,690×1,525(mm)
荷室サイズ
(荷室長×荷室幅×荷室高)
1,810×1,420×935(mm) 1,810×1,420×935(mm)
最大積載量 400kg ガソリン/400kg
ハイブリッド/350kg
車体総重量 1,555kg 1,090kg~1,170kg
ナンバー 4ナンバー・5ナンバー 4ナンバー
エンジン・排気量 ガソリン/1,300cc・1,500cc ガソリン/1,500cc
ハイブリッド/1,500cc
駆動方式 2WD・4WD 2WD・4WD
トランスミッション 4AT・5MT CVT
燃費 13.8〜17.4km/L 14.6〜22.6km/L

上記の表のとおり、歴代モデルと現行モデルでは、走行性能やエンジンに少し異なる点があります。

ボディ・室内サイズの違い

次に、ボディと室内サイズの違いは以下のとおりです。

歴代モデル 現行モデル
ボディサイズ
(全長×全幅×全高)
4,195×1,690×1,525(mm) 4,245×1,690×1,525(mm)
荷室サイズ
(荷室長×荷室幅×荷室高)
1,810×1,420×935(mm) 1,810×1,420×935(mm)

室内サイズについては記載がありませんでしたが、ボディサイズと荷室サイズを考慮すると、同じ大きさであると予想できます。

外観デザインの違い

外観デザインの違いは、以下が挙げられます。

歴代モデル 現行モデル
  • クラシカルでレトロな見た目
  • ライトからバンパーが一直線
  • ライトが丸目
  • リアの見た目はシンプル
  • グリルがシンプル
  • スタイリッシュな見た目
  • スポーティなライト
  • フロントバンパーが曲線
  • リアの見た目はシンプル
  • バンパーが全面にきているデザイン

歴代モデルは、クラシカルな見た目でレトロな印象を感じさせるところが特徴です。

一方、現行モデルはスタイリッシュな見た目とスポーティなライトが特徴となっています。

内装・装備の違い

内装や装備の違いは、以下のとおりです。

歴代モデル 現行モデル
  • シフトレバーが横に広め
  • 小さめのテーブル
  • ドリンクホルダーが中央に2つ
  • 収納スペースが少ない
  • クッション性は低め
  • シフトレバーがシンプル
  • スマホが設置できる
  • 電源やUSBポート付き
  • テーブルのサイズが大きい
  • 収納スペースが広い
  • ドリンクホルダーが大きい
  • 運転席窓側にもドリンクホルダー付き
  • クッション性が高い

歴代モデルと現行モデルでは、内装の快適性や装備品の数が大きく異なります。

走行性能の違い

走行性能の違いは、以下のとおりです。

歴代モデル 現行モデル
エンジン・排気量 ガソリン/1,300cc・1,500cc ガソリン/1,500cc
ハイブリッド/1,500cc
駆動方式 2WD・4WD 2WD・4WD
トランスミッション 4AT・5MT CVT
燃費 13.8〜17.4km/L 14.6〜22.6km/L

どちらのモデルも営業車らしいパワーのある走りが特徴です。

異なる点としては、歴代モデルが4ATと5MTのガソリン車のみに対して、現行モデルはCVTのガソリン車とハイブリッド車の設定です。

そのため、現行モデルのほうが滑らかな走りが感じられやすいでしょう。

積載量・荷室サイズの違い

積載量と荷室サイズの違いは、以下のとおりです。

・荷室サイズ(荷室長×荷室幅×荷室高)
1,810×1,420×935(mm)
・最大積載量
ガソリン/400kg・ハイブリッド/350kg

荷室サイズに関しては、どちらのモデルも違いはありません。

積載量に関しては、現行モデルのみハイブリッド車が50kg少なくなります。

プロボックスとサクシードとの違い

プロボックスとサクシードは非常によく似た商用バンですが、細かな設計思想や使い勝手には違いがあります。

ここでは両車の特徴を項目ごとに比較していきます。

外観の違い

一見似ている両車ですが、サイズとデザインには違いがあります。

サクシードはバックドアやリアバンパーの形状が異なり、その分全長が長めです。

これにより荷室容量と積載量が増加しています。

さらにフロント周辺のパネル構成も異なり、修理コストを抑えやすい設計のプロボックスに対し、サクシードは見た目を意識した造りが特徴です。

内装の違い

内装面では快適性に差があります。

プロボックスは運転席・助手席とともにヘッドレスト一体型で、後席は簡素な構造となっており、荷室としての使いやすさを優先しています。

一方サクシードはシートにクッション性があり、後席も人が座ることを想定した設計です。

荷室サイズはサクシードのほうが大きい

使用人数 荷室サイズ(全長×全幅×全高) 最大積載量
プロボックス 2名時 1,810×1,420×935(mm) 350〜400kg
5名時 1,040×1,415×935(mm)
サクシード 2名時 1,830×1,420×935(mm) 450kg
5名時 1,055×1,415×935(mm)

荷室寸法を比較すると、サクシードのほうがわずかに余裕があります。

2名乗車時での荷室長は数センチ程度ですが、最大積載量はプロボックスが400kg、サクシードが450kgと明確な差があります。

A4用紙箱の積載数もほぼ同等ですが、重量物を多く運ぶ場合はサクシードのほうが有利といえるでしょう。

排気量はプロボックスが3つ、サクシードは1つ

以前はプロボックスのほうがエンジンバリエーションが豊富でした。

1.3Lモデルは燃費重視の選択肢として存在していましたが、2025年の改良によりラインアップから外れています。

サクシードは終始1.5Lエンジンのみで、シンプルな構成が特徴でした。

カスタムは両車ともに可能

カスタム性については、プロボックスとサクシードに大きな差はありません。

足回りのリフトアップやタイヤ・ホイール交換、ルーフラック装着など、どちらも幅広く対応可能です。

商用車らしさを残しつつ、アウトドア仕様や個性を出したカスタムも楽しめます。

プロボックスの歴代モデルと現行モデルはどちらがおすすめ?

ここまで、プロボックスの歴代モデルと現行モデルを比較して紹介してきましたが、どちらを選ぶべきか迷う方も多いはずです。

それぞれの特徴を整理して見ていきましょう。

予算とレトロな見た目重視なら「50系」

50系は価格が手頃で、角ばったシンプルなデザインが特徴です。

必要最低限の装備で十分な方や、カスタムベースとして使いたい方に向いています。

ただし、生産終了から10年以上経つモデルとなりますので、よい状態の車が手に入りにくいところがデメリットとなります。

性能や快適性を求めるなら「160系」

160系は安全装備や燃費性能が向上しており、営業車としての完成度が高いモデルです。

また、ハイブリッドもラインナップされているので、経済性を求める方にもおすすめです。

長距離運転や日常使用でも安心して使えます。

まとめ

本記事では、プロボックスの歴代モデルの特徴を解説し、現行との違いやおすすめのモデルを紹介してきました。

プロボックスは、営業車としての信頼性はもちろん、近年では趣味やアウトドア用途にも対応できる万能な車へと進化しています。

歴代モデルと現行モデルには明確な違いがあるため、自分の使い方に合った世代を選ぶことが重要です。

用途やライフスタイルに合わせて、最適なプロボックスを選んでみてください。

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