【現行】プロボックスのグレードの違いを徹底比較!おすすめのグレードも紹介

商用車として高い信頼を誇るプロボックス。
プロボックスには4つのグレードがあり、装備や価格が大きく異なり、快適性や使い勝手も違ってきます。
本記事では、プロボックスのグレードのそれぞれの特徴と異なるポイント、おすすめのグレードを徹底解説します。
どのモデルが自分に合っているのか、迷っている方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
プロボックスの特徴とグレードの種類
ビジネスシーンで高い人気を誇るトヨタのプロボックス。
最近では、実用性や積載性の高さから個人ユーザーにも活用されています。
ここでは、プロボックスの主な特徴とグレードの種類について詳しく解説します。
プロボックスの特徴
トヨタのプロボックスは、2002年に登場した実用性重視のコンパクトバンです。
もともと商用車として開発され、優れた積載性や操作性が高く評価されています。
2014年には仕様が見直され、2018年にはハイブリッド仕様も追加。
燃費性能や静粛性が向上し、ビジネスだけでなくアウトドアなど幅広い用途で人気を集めています。
プロボックスには4つのグレードがある
プロボックスのグレードには、以下の4つが展開されています。
・G
・GX
・GL
・F
上記のようにグレードは4種類から選択でき、それぞれエンジンや駆動方式も異なってきます。
このあと詳しく紹介しますが、グレードによってガソリンタイプか、ハイブリッドタイプかで選択可能です。
【グレード別】プロボックスの特徴
ここからは、プロボックスの特徴をグレード別に分けて紹介していきます。
G
Gグレードは、プロボックスの中でも1番シンプルな車両で、もっとも安く手に入れられるグレードです。
DXグレードが廃止され、新たにGグレードとして誕生しています。
エンジンや駆動方式は、以下の3つがあります。
・1.3L/2WDガソリン車
・1.5L/2WDガソリン車
・1.5L/4WDガソリン車
こちらのグレードは、もっともシンプルな車両であることから、装備品も最低限となっています。
そのため、パワーウィンドウは前席のみであったり、フロントワイパーが時間調整できなかったりと快適性が高いとは言えません。
しかし、手に入れやすい価格帯であることから、カスタムして自分好みにドレスアップしたい方におすすめと言えます。
GX
GXグレードは、Gグレードにハイブリッドが搭載されたグレードです。
エンジンや駆動方式は、1.5L/2WDハイブリッド車のみの選択となります。
こちらのグレードは、Gグレードにハイブリッドが搭載されただけで装備品は大きく変わりません。
しかし、ハイブリッド搭載により燃費性能が上がり、加えてばね上制振制御やハイブリッド用のインジケーター、オートエアコンなどが搭載されています。
GL
GLグレードは、GXグレードに標準装備が追加され、使い勝手が向上したグレードです。
エンジンや駆動方式は、GXグレードと同様にハイブリッド車のみの選択となります。
また、以下の装備品が追加されています。
・フロントワイパーが時間調整式
・リアワイパー
・電動格納式リモコンドアミラー
ドアミラーの電動格納やリアワイパーが追加されたことにより、使い勝手や快適性が格段に上がっています。
F
Fグレードは、プロボックスの中でもっとも優れたグレードです。
エンジンや駆動方式は、以下の3つから選択可能です。
・1.5L/2WDガソリン車
・1.5L/4WDガソリン車
・1.5L/2WDハイブリッド車
装備品に関しては、ほかのグレードよりも優れた装備となっており、加えてクッション性なども高くなっているため、快適性も優れていると言えます。
Fグレードにプラスされた装備品は以下のとおりです。
・フロントシートに上下調整式ヘッドレスト
・リアシートにヘッドレスト
・リアシートのクッション性アップ
・パワウィンドウ(全席)
ほかの3つのグレードでは、リアシートにヘッドレストがなく、クッションも硬めのため、主に荷物を載せるためのスペースとして使われてきました。
しかし、Fグレードはリアシートの快適性が向上しており、人を乗せる用途でも扱えるようになっています。
プロボックスのグレードは4つのポイントが異なる
プロボックスのグレードの違いとしては、主に4つのポイントが異なります。
ここで詳しく紹介するので、自分にぴったりのグレードを見つけてください。
全グレード共通のスペック
まず、全グレード共通のスペックは以下のとおりです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,245×1,690×1,525(mm) | |
荷室サイズ(荷室長×荷室幅×荷室高) | 2名時 | 1,810×1,420×935(mm) |
5名時 | 1,040×1,415×935(mm) | |
車体重量 | 1,090kg~1,170kg | |
ナンバー | 4ナンバー | |
燃費 | 14.6〜22.6km/L |
外装と内装の装飾
外装と内装の装飾は、Fグレードとそのほかのグレードで大きく異なってきます。
グレード | G・GX・GL | GL | F |
スチールホイール | シルバー塗装
センターキャップ |
ブラック塗装
樹脂フルキャップ |
|
ドラミラー
アウトサイドハンドル バックドアガーニッシュ |
素地 | ボディと同色に塗装 | |
ステアリングホイール
+ シフトベゼル |
オーナメントレス素地 | メッキオーナメント付
シルバー塗装 |
|
サイドレジスターリング | 素地 | ピアノブラック | |
シート表皮 | フロント:ファブリック
リヤ:塩ビ |
ファブリック(上級) | |
フロントシート
+ ヘッドレスト |
フロント:一体式
リヤ:なし クッション性:硬い |
フロント:上下調整式
リヤ:分離式 クッション性:柔らかめ |
|
デッキ | 塩ビ | ニーバン |
このように、Fグレードの方がワンランク上の素材や装飾が施されています。
エンジンタイプ
エンジンタイプを一覧にすると以下のようになっています。
グレード | エンジン | 駆動方式 |
G | ガソリン車 | 1.3L 2WD |
1.5L 2WD | ||
1.5L 4WD | ||
GX | ハイブリッド車 | 1.5L 2WD |
GL | ハイブリッド車 | 1.5L 2WD |
F | ガソリン車 | 1.5L 2WD |
1.5L 4WD | ||
ハイブリッド車 | 1.5L 2WD |
上記のとおり、Fグレードのみガソリン車とハイブリッド車から選択できますが、1.3LエンジンはGグレードのみとなっています。
装備品
装備品はエンジンタイプによっても異なります。
主な標準装備を一覧にすると以下のとおりです。上記のとおり、Fグレードのみガソリン車とハイブリッド車から選択できますが、1.3LエンジンはGグレードのみとなっています。
グレード | エンジンタイプ | 標準装備 |
---|---|---|
G | ガソリン車 | パワーウィンドウ(前席のみ) 電動格納式リモコンドアミラー アクセサリーコンセント(AC100・100W) アイドリングストップ機能 |
GX | ハイブリッド車 | パワーウィンドウ(前席のみ) 電動格納式リモコンドアミラー オートエアコン はね上げ式バックドア |
GL | ハイブリッド車 | パワーウィンドウ(前席のみ) 電動格納式リモコンドアミラー アクセサリーコンセント(AC100・100W) オートエアコン はね上げ式バックドア フロントワイパー時間調整式 |
F | ガソリン車 | パワーウィンドウ(全席) 電動格納式リモコンドアミラー アクセサリーコンセント(AC100・100W) オートエアコン アイドリングストップ機能 フロントワイパー時間調整式 リアワイパー フロントシート上下調整式ヘッドレスト リアシートヘッドレスト リアシートのクッション性アップ |
ハイブリッド車 | パワーウィンドウ(全席) 電動格納式リモコンドアミラー アクセサリーコンセント(AC100・100W) オートエアコン はね上げ式バックドア フロントワイパー時間調整式 リアワイパー フロントシート上下調整式ヘッドレスト リアシートヘッドレスト リアシートのクッション性アップ |
上記の表のようにGLグレードとFグレードは、搭載されている装備品が他のグレードと比べて多くなっています。
また、Fグレードに関してはヘッドレストの追加やクッション性アップにより、快適性が向上しています。
ハイブリッド車とガソリン車の違いに関しては、「アイドリングストップ機能」と「ばね上制振制御」の有無、メーターモニターの仕様が異なります。
価格
グレード別の価格については、以下のとおりです。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 車体価格(税込) |
G | ガソリン車 | 1.3L 2WD | 152.9万円 |
1.5L 2WD | 170.8万円 | ||
1.5L 4WD | 187万円 | ||
GX | ハイブリッド車 | 1.5L 2WD | 182.8万円 |
GL | ハイブリッド車 | 1.5L 2WD | 200万円 |
F | ガソリン車 | 1.5L 2WD | 177.7万円 |
1.5L 4WD | 193.9万円 | ||
ハイブリッド車 | 1.5L 2WD | 205.2万円 |
おすすめなのは「F」グレード
ここまで、グレード別のプロボックスの違いを紹介していきましたが、おすすめと言えるグレードは「Fグレード」です。
Fグレードは、他のグレードと比較しても装備品の数が多く、加えて快適性も優れています。
リアシートの快適性の向上により、人を乗せる用途でも扱えるようになり、シートを倒せば大量の荷物を積み込められるようになります。
豊富なシーンで扱えるようになるので、グレード選びで困っているならFグレードを選択するのがおすすめです。
まとめ
本記事では、プロボックスのグレードの種類を紹介し、それぞれの特徴や異なるポイントを解説しました。
プロボックスのグレードは、「G」「GX」「GL」「F」の4つから選択できます。
それぞれ特徴が異なりますが、もっともおすすめなのは、快適性や使いやすさを備えた「Fグレード」です。
しかし、使いたいシーンによっても異なりますので、本記事を参考に自分にぴったりのグレードを選択してください。