プロボックスに9mmのオーバーフェンダーは取り付けできる?構造変更について紹介

①プロボックスオーバーフェンダー9mm

商用車として高い耐久性と積載力を誇るプロボックスは、近年アウトドア仕様や街乗り向けにカスタムする人が増えています。

その中でも今回は、9mmのオーバーフェンダーについて紹介していきます。

9mmのオーバーフェンダーと聞くと、「装着できるのか」「構造変更は必要なのか」と疑問が出てくる方も多いでしょう。

本記事では、プロボックスに9mmのオーバーフェンダーが適合する条件や、車検への影響、注意点まで分かりやすく解説します。

安心してカスタムを進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

プロボックスに9mmのオーバーフェンダーは装着できる?

結論から先にお伝えすると、プロボックスに9mmのオーバーフェンダーを取り付けることは可能です。

ただし、サイズによっては構造変更が必要になります。

特に車検や保安基準に関わるポイントを正しく理解しておかないと、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。

まずは、オーバーフェンダーの基本的な役割や仕組みを確認し、そのうえで構造変更が必要となる基準や、片側9mm以内の場合の扱いについて詳しく見ていきましょう。

そもそもオーバーフェンダーとは?

オーバーフェンダーとは、ノーマルフェンダーでははみ出てしまうような幅広いタイヤやホイールを装着する際に、ボディを拡張するための後付けパーツのことです。

もともとは、泥や小石が後続車や歩行者に当たるのを防止するために使用されていました。

しかし、愛車をカスタムする方が増えてきたことにより、道路運送車両法の保安基準を満たさない状態のまま走行してしまうケースも見られるようになりました。

その対策として、タイヤのはみ出しを防ぐためにオーバーフェンダーが装着されるようになったのです。

つまり、ドレスアップだけでなく、保安基準に適合させるための実用的なパーツとしても活用されています。

オーバーフェンダーを取り付ける際の構造変更について

オーバーフェンダーを取り付ける際は、サイズによっては構造変更が必要になる場合があります。

理由としては、車のサイズや重量が変更されたときの条件が関係してくるからです。

具体的には、次に紹介する2つのポイントに注意が必要です。

全幅が片側で10mm、両側で20mmを超える場合

1つ目が、車両の全幅が片側10mm、両側で20mmを超える場合です。

これは、国土交通省のホームページにも記載されており、具体的には次のようになっています。

車種 長さ 高さ 車両重量
小型自動車

軽自動車

±3cm ±2cm ±4cm ±50kg
普通自動車

大型特殊自動車

±3cm ±2cm ±4cm ±100kg

こちらの表の「幅」に記載のとおり、全幅の変更が±2cmを超える場合は構造変更を行う必要があります。

全幅よりも大きくなった場合のナンバー変更について

2つ目が、ボディの全幅より大きくなった場合のナンバー変更についてです。

車両のボディサイズや最大積載量などによって区分が決まりますが、オーバーフェンダー装着により全幅が変更されると、区分変更が必要になる場合があります。

現行プロボックスは4ナンバーに該当しますが、以下のサイズを超えるとナンバー変更しなければなりません。

全長 全幅 全高
4ナンバー 4.7m以下 1.7m以下 2.0m以下

現行プロボックスの全幅は約1,690mmのため、全幅が1,700mmを超えると4ナンバーの基準外となり、1ナンバーへの変更が必要になります。

全幅9mm未満なら問題なく装着可能

ここまでの内容を整理すると、プロボックスにオーバーフェンダーを装着した際、一定の基準を超える場合は構造変更や区分変更が必要になります。

  • 車両の全幅が片側10mm、両側で20mmを超える場合
  • 全幅が1.7mを超える場合

片側9mm以内で、かつ全幅が1.7mを超えない範囲であれば、構造変更やナンバー変更は原則不要とされます。

プロボックスにオーバーフェンダーを取り付ける際の注意点

プロボックスにオーバーフェンダーを取り付ける際は、見た目のカスタム性だけでなく、車検や保安基準への適合をしっかり意識することが重要です。

サイズや取り付け方法を誤ると、車検に通らないだけでなく、構造変更が必要になる場合もあります。

ここでは、基準を超えた場合の扱いから、車検に通るための条件、構造変更の流れ、そして見落としがちな固定方法のポイントまで詳しく解説していきます。

基準を超える場合は車検に通らない

1つ目の章で紹介したように、プロボックスは全幅の変更が±20mm(2cm)を超える場合に構造変更が必要です。

基準を超えている場合は、構造変更の手続きを行わなければ車検に通らなくなる可能性があります。

構造変更せずにそのまま公道を走行すると、整備不良と判断される可能性もあります。

最悪の場合、整備命令や罰則の対象となることもあるため注意が必要です。

車検に通るオーバーフェンダーの条件

プロボックスにオーバーフェンダーを取り付ける際は、全幅以外にも車検に通る条件のものを装着する必要があります。

具体的な条件は、以下のとおりです。

片側+20mm以内
突出 タイヤ側面から垂直に測って10mm以内
形状 鋭利な形状は不可
灯火類への影響 ヘッドライトやウインカーの光を遮らないこと

特に取り付けた後や走行中に外れたといった理由で、鋭利な形状と判断された場合は整備不良となり、罰則が科せられる可能性があるため注意が必要です。

構造変更を行う際の流れとポイント

プロボックスにオーバーフェンダーを装着した際、基準値を超える場合は構造変更が必要です。

申請は運輸支局で行いますが、書類提出に加えて構造等変更検査(実車検査)を受ける必要があり、検査後の有効期間は残存の有無にかかわらず受検日から1年または2年となる点に注意が必要です。

そのため、車検期限が迫ってきたタイミングで構造変更するほうが、費用や時間をかけずに済みます。

オーバーフェンダーの固定方法にも気をつける

オーバーフェンダーは、サイズだけではなく固定方法にも注意が必要です。

たとえば、両面テープのみの装着では固定の確実性を確認しにくく、取り付け状態によっては車検で不適合と判断される可能性があります。

脱落しないよう確実に固定し、取り付け状態が確認できる方法を選びましょう。

プロボックスにオーバーフェンダーを自分で取り付ける方法

プロボックスにオーバーフェンダーを取り付ける作業は、手順を守ればDIYでも十分に可能です。

ただし、ズレや固定不良があると走行中の脱落や車検不適合につながるため、丁寧な作業が欠かせません。

ここでは、必要な工具から実際の取り付け手順まで、順を追って分かりやすく解説していきます。

必要工具

まず、必要な工具や備品は次のとおりです。

  • オーバーフェンダー本体
  • 両面テープ
  • マスキングテープ
  • ビス
  • ドライバー

①オーバーフェンダー本体に両面テープを貼る

ここからは、プロボックスにオーバーフェンダーを装着する実際の手順を紹介していきます。

まず、オーバーフェンダーに両面テープを貼り付けます。

フェンダーの上部と真ん中あたりに貼り付けておきましょう。

②車両本体に仮止め

次に、マスキングテープを使って車両本体に仮止めします。

この際、車両の貼り付け部分をきれいにしてから作業してください。

油分取り剤があると、より貼り付けやすくなります。

また、位置を決める際にビスを入れる位置についても確認しておきましょう。

③両面テープを外していく

位置を決めたら両面テープを外していきます。

あらかじめ、両面テープの一部を剥がしておくと剥がしやすくなります。

④ビスで止めていく

次に、ビスで固定していきます。

ビスがうまく入らない場合は、タイヤの向きを変えるとやりやすくなります。

⑤固定されているか確認する

最後に、固定されているかを確認します。

触ってみてズレが生じなければ装着完了です。

なお、フロントもリアも基本的には同じやり方なので、4箇所すべて同じ手順で設置しましょう。

プロボックスにオーバーフェンダーを装着した後の注意ポイント

プロボックスにオーバーフェンダーを装着した後は、取り付けて終わりではありません。

長く安全に使用するためには、日頃のケアや点検が重要になります。

日頃のメンテナンスを行う

オーバーフェンダーは走行中の振動や雨風の影響を受けやすいため、定期的に状態を確認することが大切です。

浮きやズレ、ひび割れがないかを目視でチェックしましょう。

ビスの緩みがある場合は、締め直しが必要です。

また、接着部分がゆるんでいる場合は、再接着を行いましょう。

洗車方法に気をつける

オーバーフェンダーは純正フェンダーとは異なり、後付けパーツのため固定部分に負荷がかかりやすい箇所です。

誤った洗車方法を行うと、浮きや剥がれの原因になることがあります。

特に高圧洗浄機を使用する際は、外れる可能性があるため、使用方法や距離などに注意しながら洗車する必要があります。

また、使用する洗剤は必ず中性洗剤を使用し、劣化を早めてしまうアルカリ性や酸性のものは使用しないでください。

劣化してきたら交換が必要

オーバーフェンダーは、使用方法やメンテナンス以外にも、紫外線や雨風によっても劣化が進みます。

見た目に変化がなくても、素材自体が弱くなっている場合もあるため注意が必要です。

ひび割れが発生した場合は、安全性の観点からも交換が必要です。

色褪せが気になる場合は、再塗装または交換を検討しましょう。

まとめ

本記事では、トヨタのプロボックスに9mmのオーバーフェンダーを装着できるのか、構造変更の必要性や車検への影響について解説しました。

片側9mm以内かつ全幅が1.7mを超えない範囲であれば装着は可能です。

なお、取り付け方法や固定状態によっては車検に通らないケースもあるため注意が必要です。

ポイントを押さえながら、プロボックスのカスタムを楽しんでください。

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