プロボックスの乗り心地の特徴とは?悪いと言われる理由から改善方法まで紹介

GR8(テンプレ、プロボックス)

プロボックスの乗り心地の特徴とは?悪いと言われる理由から改善方法まで紹介

ビジネスシーンで根強い人気を持つプロボックスは、耐久性とコスパの良さが魅力です。

しかしその反面、「乗り心地が硬い」「長時間の運転がつらい」といった声もあり、購入を迷っている方も多いはずです。

本記事では、プロボックスの乗り心地の特徴、悪いと言われる理由、そして快適に乗るための改善方法までを詳しく解説します。

納得したうえで購入したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

プロボックスの乗り心地の特徴とは?

ビジネスユースを中心に高い人気を集めるトヨタのプロボックス。

その走行性能や燃費性能に注目が集まる一方で、乗り心地にはさまざまな評価があります。

ここでは、安定感のある走行や静粛性、さらには室内空間の快適性といった乗り心地に関する特徴を詳しく見ていきましょう。

安定した乗り心地が感じられる走行性能

プロボックスは荷物をたくさん載せても耐えられる高性能なサスペンションが採用されています。

また、トランスミッションにはスムーズな加速と優れた燃費性能が期待できる「Super CVT-i」が搭載されており、安定した乗り心地が感じられます。

特に高速道路においての走行は、サスペンションが硬めであることに加えて、安定しやすい走行が可能なことから、スムーズな走りを感じやすいです。

ハイブリッドモデルなら静粛性がある

プロボックスは、2018年にハイブリッドモデルが登場しています。

ハイブリッドモデルは、ガソリンとモーターの2つのエンジンを使用して走るので、一般的なガソリン車よりも静粛性が優れている特徴があります。

静かな環境で運転できるので、室内での快適性も期待できるでしょう。

突き上げ感を感じる場合も

プロボックスは、高性能のサスペンションが搭載されているとはいえ、大量の荷物を載せるために、どちらかといえば硬めのパーツが採用されています。

人によっては乗り心地が硬いと感じる方もいて、特に凹凸の道では突き上げ感を感じる場合もあります。

高速道路といった比較的凹凸がない場所なら問題ありませんが、凹凸の多い道を走ることが多い場合は疲れやすさを感じるでしょう。

室内の快適さは低め

プロボックスは、もともとビジネスシーンで使用するために設計されていることから、室内装備は必要最低限のものしか備えられていません。

もちろんグレードによって装備品は異なってきますが、一般車と比べると決して快適装備が揃っているとは言えないでしょう。

後部座席にはリクライニングがない

プロボックスの2列目以降は荷物を載せるスペースとなっているため、後部座席にはリクライニング機能が備えられていません。

また、背もたれの角度もほとんど垂直となるため、窮屈に感じやすくなります。

クッション性も優れているとは言えませんので、長時間後部座席に人が乗る場合は、疲れが出やすくなるでしょう。

プロボックスの乗り心地を改善する方法

プロボックスを所有する方のほとんどが、「乗り心地を改善したい」と考えているのではないでしょうか。

乗り心地は、ずばり「足回り」であるサスペンションが大きく関係しています。

以下に5つの乗り心地改善方法を紹介しますので、参考にしてください。

コイルスプリングを交換する

車のサスペンションはいくつかのパーツが組み合わさっていますが、その1つがコイルスプリングです。

コイルスプリングは、金属の線材をらせん状に巻いたバネのことで、車の重さを支えたり、路面からの衝撃を吸収したりする働きがあります。

交換することで、プロボックス特有の硬めの乗り心地や突き上げ感を解消できます。

ショックアブソーバーを交換する

ショックアブソーバーはスプリングの動きを制御し振動を吸収するパーツで、こちらもサスペンションの1つです。

別名「ダンパー」とも呼ばれ、交換することで段差や凹凸などによる車の揺れを抑制し、安定した走行が可能となります。

リフトアップも有効

プロボックスの乗り心地を改善するには、リフトアップも有効です。

リフトアップには、車高が高くなることで運転席からの視界の見えやすさの向上が期待できます。

また、車体が高くなることで凹凸や段差がある道でも走行しやすくなります。

ただし、リフトアップは風の影響やカーブする際のふらつき、燃費の低下といったデメリットもありますので注意しましょう。

タイヤの交換もおすすめ

プロボックスの乗り心地の改善には、タイヤを交換するのも1つの方法です。

車のタイヤにはいくつか種類がありますが、乗り心地改善におすすめなのが「コンフォートタイヤ」です。

コンフォートタイヤは、静粛性や安定性、乗り心地改善のために開発されたタイヤです。

路面からの衝撃や振動を抑えてくれる特徴がありますので、交換すれば乗り心地改善が大きく期待できるでしょう。

座席(シート)交換も改善に有効

座席シートを交換するのも改善方法の1つです。

プロボックスは荷物を大量に運ぶために設計されているため、座席のクッション性など期待できません。

しかし、最近では座席シートを丸々交換できるカスタムも用意されており、クッション性の高いシートに変えれば室内の快適性や乗り心地をアップさせられます。

さらに手軽に交換したい方は、社外品のシートカバーを取り付けるだけでもクッション性の向上が期待できるでしょう。

乗り心地を求めるならどのグレードがおすすめ?

実は、プロボックスの乗り心地は選択するグレードによっても異なってきます。

以下におすすめのグレードを紹介しますので、購入を検討している方や乗り心地にこだわる方は、ぜひ参考にしてください。

プロボックスのグレード一覧

まず、プロボックスのグレードは以下が挙げられます。

エンジンタイプ 2WD 4WD
ガソリン ・G(1.3L)
・G(1.5L)
・F
・G(1.5L)
・F
ハイブリッド ・GX(1.5L)
・GL(1.5L)
・F(1.5L)

プロボックスにはガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。

ガソリンモデルには、「G」と「F」の2種類があり、2WDと4WDから選択できます。

ハイブリッドモデルは、「GX」「GL」「F」の3種類から選択でき、エンジンタイプは2WDしか選べません。

乗り心地で選ぶなら「Fグレード」がおすすめ

プロボックスは2つのエンジンタイプを含めると、5つのグレードから選択できますが、乗り心地で選ぶなら最上位の「F」がおすすめです。

Fグレードには、そのほかにはない装備や装飾が施されています。

たとえば、パワーウィンドウが全席に装備されていたり、フロントシートに上下調整式ヘッドレストが装備されていたりと快適装備が揃っています。

また、後部座席のクッション性も優れており、ハイブリッドモデルになると「ばね上制振制御」が搭載されているので、乗り心地も期待できるでしょう。

プロボックスとサクシードと乗り心地の違い

サクシードは2020年に製造が終了し、現在のプロボックスと完全に統一されることになった車です。

プロボックスとサクシードの乗り心地の違いは、後部座席がサクシードの方が優れていることです。

サクシードの方がより肉厚な座席を採用しているため、快適な乗り心地となっています。

とはいえ、現在のプロボックスと比較すると、Fグレードのクッション性の向上により、そこまで乗り心地は変わらないと予想されます。

しかし、F以外のモデルと比較すると、クッション性はありませんので、サクシードの方が優れていると言えるかもしれません。

まとめ

本記事では、プロボックスの乗り心地の特徴を紹介し、加えて改善方法やおすすめのグレードを紹介しました。

プロボックスは、ビジネス用途に特化した設計のため、快適性よりも実用性が重視されていますが、サスペンションやタイヤの交換などを行うことで乗り心地の改善も可能です。

購入を検討している方は、今回の内容を参考に、ぜひ最適な1台を見つけてください。

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