プロボックスは何人乗り?グレードやモデル別の乗車人数を詳しく紹介

プロボックスの購入を検討している方にとって、「何人乗れるか」は重要な判断ポイントです。

実は一言で「プロボックス」と言っても、仕様や使い方によって乗車可能人数は異なってきます。

本記事では、プロボックスが何人乗りなのかを詳しく言及し、グレードやモデル別の乗車人数、使い方についても紹介します。

車選びで後悔しないために、ぜひ最後までご覧ください。

プロボックスは何人乗り?

プロボックスは実用性や積載性の高さから、商用車はもちろん個人ユーザーからも人気がある車です。

購入を検討する方の中には、実際の乗車可能人数を知りたい方も多いと思います。

ここでは、プロボックスの乗車人数を詳しく紹介していきます。

プロボックスの乗車可能人数

プロボックスの乗車可能人数は、主要諸元表によると、2名もしくは5名と記載されています。

プロボックスの全長は4,245mmとなっており、通常3列シートの仕様にできるところを、2列目以降は荷室スペースとなっています。

また、2列目シートは倒すことで荷室スペースを拡大することも可能で、大量の荷物を積み込めるところも特徴です。

後部座席を倒した場合の乗車人数

1つ前で紹介したように、プロボックスの乗車可能人数は2名もしくは5名で、2列目シートを倒すことで荷室スペースを広げられます。

つまり、後部座席を倒した場合の乗車人数は、運転席と助手席の2つだけとなり、2名ということになります。

こういった荷物の量によって使い分けられるところも、プロボックスの魅力と言えるでしょう。

グレードやモデルで乗車人数は違う?

プロボックスには、グレードやモデルがいくつか存在しますが、それぞれ乗車人数は違うのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

5ナンバーと4ナンバーの乗車人数の違い

まず、5ナンバーと4ナンバーの乗車人数の違いですが、こちらも2名もしくは5名となっています。

現在のプロボックスのナンバーは、小型貨物車両に該当する「4ナンバー」のみですが、以前のモデルでは普通車に該当する「5ナンバー」もありました。

しかし、2014年に160系の発売以降「4ナンバー」のみとなっています。

乗車人数は現行モデルと同様に、2名もしくは5名となっています。

グレードによる乗車人数の違い

プロボックスのグレードには、以下の4つがラインナップされています。

・G
・GX
・GL
・F

主要諸元表によると、こちらも2名もしくは5名の乗車人数になっており、どのグレードの乗車人数も変わらないことがわかります。

プロボックスのサイズ感や乗り心地

プロボックスが何人乗りなのかを調べている人の中には、サイズ感や乗り心地を知りたい方も多いと思います。

ここでは、プロボックスの室内サイズや荷室サイズ、乗り心地を詳しく紹介していきます。

室内サイズ

室内サイズに関しては、主要諸元表や公式サイトを確認しても記載されていませんでした。

しかし、ボディサイズが全長4,245×全幅1,690×全高1,525(mm)であることから、およそではありますが、全長3,500×全幅1,200(mm)はあると考えられます。

荷室サイズ

荷室サイズに関しては、以下のとおりです。

荷室サイズ(荷室長×荷室幅×荷室高) 2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)

荷室サイズは、2名乗車時と5名乗車時で異なり、それぞれ全長が1,810mmと1,040mmです。

なお、最大積載量に関してはガソリン車で2名時/400kg、5名時/250kgとなっており、ハイブリッド車で2名時/350kg、5名時/200kgとなっています。

乗り心地や快適性はグレードによって違う

プロボックスの乗り心地や快適性に関しては、グレードによって異なります。

以下に装備品やグレードによる違いを解説していきます。

装備品

まず、装備品から確認すると以下のようになっています。

グレード エンジンタイプ 標準装備
G ガソリン車 パワーウィンドウ(前席のみ)
電動格納式リモコンドアミラー
アクセサリーコンセント(AC100・100W)
アイドリングストップ機能
GX ハイブリッド車 パワーウィンドウ(前席のみ)
電動格納式リモコンドアミラー
オートエアコン
ばね上制振制御
GL ハイブリッド車 パワーウィンドウ(前席のみ)
電動格納式リモコンドアミラー
アクセサリーコンセント(AC100・100W)
オートエアコン
ばね上制振制御
フロントワイパーが時間調整式
リアワイパー
F ガソリン車 パワーウィンドウ(全席)
電動格納式リモコンドアミラー
アクセサリーコンセント(AC100・100W)
オートエアコン
アイドリングストップ機能
フロントワイパーが時間調整式
リアワイパー
フロントシートに上下調整式ヘッドレスト
リアシートにヘッドレスト
リアシートのクッション性アップ
ハイブリッド車 パワーウィンドウ(全席)
電動格納式リモコンドアミラー
アクセサリーコンセント(AC100・100W)
オートエアコン
ばね上制振制御
フロントワイパーが時間調整式
リアワイパー
フロントシートに上下調整式ヘッドレスト
リアシートにヘッドレスト
リアシートのクッション性アップ

このようにGLグレードとFグレードは、他の2つと異なり豊富な装備が備えられています。

商用車らしい収納が豊富にある

1つ前で紹介した装備品以外にも、商用車らしい収納力もプロボックスの魅力です。

たとえば、以下のものが装備されています。

・マルチホルダー
・センタートレイ
・インパネテーブル
・USB端子
・シート上下アジャスター

プロボックスには、これらを使って小物を収納したり、PCやお弁当を置くスペースに使ったりできる収納性の高さがあります。

後部座席の背もたれにリクライニング機能がない

プロボックスのネックとなるポイントの1つが、商用車ならではの仕様によるシンプルさから後席にリクライニング機能が搭載されていません。

そのため、子どもの場合は別ですが、後部座席に大人が乗車する際は乗り心地が良いとは言えないでしょう。

後部座席の乗り心地はグレードによって異なる

プロボックスのグレードによる乗り心地の違いは、後部座席のクッション性が異なることも挙げられます。

具体的には、Fグレードはクッション性の高い素材を使用しており、長時間の乗車でも疲れにくく、快適に過ごせるのが特徴です。

一方、そのほかのグレードは耐久性を重視した硬めの素材を使用しているため、座り心地はやや固めです。

そのため、Fグレードの後部座席は長時間の運転でも比較的乗り心地が高くなっていますが、そのほかのグレードは疲れを感じやすいでしょう。

乗車人数別のプロボックスの使い方

プロボックスは使用人数によって、おすすめの使い方が異なります。

以下に2名利用時と5名利用時で分けて紹介していますので、参考にしてください。

アウトドアや車中泊で使用する方は2人仕様がおすすめ

プロボックスの魅力は、何といっても大量の荷物を載せられる荷室スペースです。

そのため、アウトドアや車中泊などで荷物を載せることの多い方は、2人乗り仕様がおすすめです。

後部座席を倒すことで、フラットなスペースとして使えるため、大型のキャンプ用品や寝具、自転車なども無理なく積載できます。

さらに、車内にマットを敷くことで、そのままフルフラットな就寝スペースとしても利用可能です。

ファミリーカーとして使用するなら5人乗り仕様がおすすめ

乗車人数を重視して使用したい方は、5人乗り仕様がおすすめです。

5人乗り仕様では、後部座席が設けられており、家族や友人との移動にも対応できます。

ただし、後部座席の乗り心地や快適性、サイズ感はほかの一般的なミニバンやSUVと比べると劣るため、長時間のドライブにはやや不向きです。

そのため、使用するなら子ども2人までのファミリーで使うと良いでしょう。

プロボックスの乗車人数に関する注意点

プロボックスを使用する際は、車検や乗車人数に気をつける必要があります。

罰則の対象となる可能性もありますので、ここで確認しておきましょう。

後部座席を荷室だけに変更すると車検に通らない

プロボックスの後部座席を荷室スペースだけにしようとして、座席を取り除く方もいますが、その場合は構造変更届が必要です。

構造変更届は、乗車可能人数が変更されたときや、車のサイズが変わったときなどに必要な手続きのことで、申請しないと車検に通せなくなります。

プロボックスの後席を取り除いた場合は、乗車人数が2名のみとなるため、車検証に記載の乗車人数を5名から2名に変更しなければなりません。

なお、手続きする場所は管轄の運輸支局で行います。

乗車可能人数以上乗った場合はどうなる?

プロボックスを含めた車両で乗車可能人数以上の人を乗せた場合、罰則の対象となる可能性があります。

具体的には、次に記載された違反点と反則金が科せられます。

荷室に人を載せたことがバレると科せられる罰則

乗車可能人数以上の人を乗せた場合の罰則は以下のとおりです。

・違反点数:1点
・反則金:6,000円

車に負担をかける可能性もありますので、乗車可能人数以上乗せるのはやめておきましょう。

子どもの場合は数え方に注意

乗車人数を数えるにあたって、実は大人と子どもの数え方は異なります。

具体的には、以下のルールをもとに数えられます。

・12歳以上は大人
・12歳未満は子どもとして数える
・子ども1.5人で大人1人とカウント

上記のルールから子ども3人で大人2人とカウントされます。

とはいえ、プロボックスの乗車可能人数は5名なので、前席に大人2人、後席に子ども4人までは乗車可能です。

ただし、計算上は乗車できますが、安全上で考えるとシートベルトが着用できないことから危険なためやめておきましょう。

まとめ

本記事は、プロボックスは何人乗りなのかを言及し、グレードやモデル別の乗車可能人数や、サイズ感や乗り心地を紹介していきました。

プロボックスは2人乗りと5人乗りの仕様があり、用途に応じて選ぶことが可能です。

荷物を多く積みたい方は2人乗り、家族で使いたい方は5人乗りがおすすめです。

また、グレードによって後部座席の快適性も異なるため、使い方に合わせて最適なモデルを選びましょう。

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