プロボックスのホイールサイズを徹底解説!変更可能範囲と気をつけるべきポイントも紹介

GR8(テンプレ、プロボックス)

ビジネスカーとして知られるプロボックスですが、今やアウトドアや街乗りなどプライベートシーンでも人気が高まっています。

近年ではホイールやタイヤサイズを変更し、ドレスアップを楽しむユーザーも増えています。

本記事では、プロボックスのホイールの純正サイズからインチアップ・ダウンの可能範囲、注意点まで徹底解説します。

愛車を理想のスタイルに近づけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

現行プロボックスの純正ホイールサイズ

現行プロボックスの純正ホイールサイズは、以下の表のとおりです。

ホイールサイズ PCD インセット ハブ穴径
14×5J 100 39 54

プロボックスのホイールサイズは、グレードやエンジンに関係なくすべて「14×5J」となっています。

ちなみにホイール塗装に関しては、Fグレードが「ブラック塗装(樹脂フルキャップ付)」、その他が「シルバー塗装(センターキャップ付)」となっています。

【歴代別】プロボックスのホイールサイズ

プロボックスのホイールサイズは、歴代モデルによっても異なります。

大きく分けると2つに分けられますので、それぞれのサイズを紹介していきます。

【2014年8月~2024年3月】発売モデルのホイールサイズ

2014年8月から2024年3月発売モデルのホイールサイズは、以下のとおりです。

ホイールサイズ PCD インセット ハブ穴径
14×5J 100 39 54

こちらの表からもわかるように、現行モデルと比較すると、同じホイールサイズであることがわかります。

なお、2014年8月から2024年3月発売モデルには、以下のモデルがありますが、すべて同じ大きさとなっています。

・2014年08月~2016年08月
・2016年08月~2018年12月
・2018年12月~2019年09月
・2019年10月~2020年08月
・2020年09月~2021年12月
・2022年01月~2024年03月

【2002年07月~2013年10月】発売モデルのホイールサイズ

2002年07月から2013年10月発売モデルのホイールサイズは、以下のとおりです。

ホイールサイズ PCD インセット ハブ穴径
13×5J 100 39 54

現行モデルと比較すると、ホイールサイズがワンサイズ下がっており、13インチとなっています。

2002年07月から2013年10月発売モデルには以下のモデルがありますが、すべて同じ大きさとなっています。

・2002年07月~2004年02月
・2004年02月~2004年04月
・2004年04月~2005年08月
・2005年08月~2010年06月
・2005年08月~2014年08月
・2012年04月~2013年10月

プロボックスの純正タイヤサイズ

プロボックスの純正タイヤサイズについても確認しておきましょう。

タイヤサイズ
155/80R14 88/86LT

プロボックスのタイヤサイズは、すべてのグレードで「155/80R14 88/86LT」となっています。

14インチのタイヤながら扁平率80と比較的高い数値となっていますが、これによりクッション性を向上させ、積載量が多くなっても安定した走行が可能です。

インチアップとインチダウン可能範囲

プロボックスのタイヤサイズを調べる方の中には、インチアップやインチダウンを考えている方もいると思います。

ここでは、インチアップやインチダウンそれぞれの可能範囲を紹介していきます。

インチアップ可能範囲

プロボックスをインチアップする際は、15もしくは16インチが一般的です。

それぞれのサイズは、以下のとおりです。

ホイールサイズ タイヤサイズ タイヤ外径サイズ
15×5〜6.5J 175/65R15
185/60R15
603〜605mm
16×6.5J 195/50R16
205/45R16
590〜601mm

なお、17インチも装着不可ではありませんが、車体の干渉や車検に通らないといった悪影響が出る可能性が非常に高いため、あまりおすすめしません。

インチダウン可能範囲

プロボックスをインチダウンする際は、13インチまでとなります。

サイズは、以下のとおりです。

ホイールサイズ タイヤサイズ タイヤ外径サイズ
13×4.5〜6.0J 165/80R13
175/80R13
594〜610mm

13インチまでなら扁平率が80となっており、クッション性が期待できます。

なお、これ以上のインチダウンはブレーキディスク等に干渉したり、車検に通らない可能性があったりするため、やめておくことをおすすめします。

ホイールサイズを変更する際の気をつけるべきポイント

ホイールサイズを変更することで、見た目のカスタム性が高まり、走行性能の変化も期待できます。

しかし、その一方で安全性や法的な基準にも注意が必要です。

ここでは、車体や制動性能への影響、車検対応、適正な空気圧や耐荷重といった注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

車体やブレーキディスクへの干渉に注意

無理なホイールサイズの変更は、車体やブレーキディスクへ干渉してしまう恐れがあります。

ケースによっては運転中のハンドリングの不備や、事故に発展してしまう恐れがあるため、注意が必要です。

特に17インチを選ぶ場合は、干渉のリスクが高まるため、ローダウンなどの対策を行い、できれば専門家に確認してもらいましょう。

リフトアップする場合は保安基準に注意する

ホイールサイズを変える方の中には、リフトアップを考える方もいるでしょう。

しかし、リフトアップには保安基準が定められており、満たせない場合は構造変更や記載変更手続きが必要となります。

保安基準は以下のとおりです。

・全高±4cm、最低地上高9cm以上に納める
・運転席から直前および左側に設置された高さ1m、直径30cmのポールを視認できる

こちらの基準を超えた場合は、保安基準を満たしていないと判断され、車検にも通らなくなるため注意しましょう。

ホイールとタイヤのサイズは同じものを選ぶ

基本的にホイールサイズを変更した場合は、タイヤサイズも変えなければなりません。

ホイールとタイヤのサイズが合っていないものを装着すると、スピードメーターや走行距離メーターに不具合が起こる可能性があります。

また、走行中の事故に繋がるケースもあるため、必ずサイズが合うものを選択しましょう。

車体からはみ出す場合は車検に通らない

ホイールサイズを大きくしてタイヤサイズも大きくする場合、タイヤ外径にも注意が必要です。

タイヤ外径が大きすぎて車体からはみ出てしまう場合は、スピードメーカーの不具合や車検への影響が出てきます。

タイヤ外径の許容範囲は「-3%〜+2%」とされていますので、こちらに当てはまるサイズの商品を選びましょう。

耐荷指数は純正以上のものを選ぶ

ここまで紹介してきたように、ホイールを変更した際はタイヤ選びも重要です。

特にタイヤの耐荷指数には注意が必要です。

耐荷指数とは、タイヤ1本が支えられる最大負荷能力のことです。

こちらの数値が低い場合は、載せられる荷物の量が減ったり、運転時の衝撃を感じやすかったりするため注意が必要です。

特にホイールサイズを大きくする場合は、耐荷指数が低くなりますので、できれば純正以上のサイズに止めておくことをおすすめします。

車検に適合するホイールを選べば安心

実は、プロボックスのホイールの中でも車検に適合する商品も存在します。

車検に適合するホイールなら、めんどうな計算や手続きをしなくて済むので、安心して車検に通せます。

具体的には、「JWL」「JWL-T」「VIA」が記載されたものを選ぶと良いでしょう。

これらが記載された商品は、国道交通省の技術基準をクリアしたものとなりますので、問題なく車検に通せます。

空気圧の設定にも気をつける

変更するホイールの大きさによっては、タイヤの空気圧を再設定する必要があります。

空気圧は選ぶタイヤの種類によって異なってきますので、変更しないままで使用すると燃費の悪化やハンドリングの悪化、タイヤの寿命を縮めるといったことになりかねません。

空気圧は、タイヤを購入した際の書類に記載されていますので、そちらを確認しましょう。

まとめ

本記事では、現行プロボックスのホイールとタイヤのサイズを紹介し、インチアップとインチダウンの可能範囲、サイズ変更する際の注意点についても触れてきました。

見た目の変化だけでなく、走行性能や安全性、車検への影響などにも関わるため、ホイール選びには正しい知識が欠かせません。

車体への干渉や空気圧の管理、保安基準の確認など、ポイントをしっかり押さえておくことで、安心・安全なカスタムが実現できます。

愛車をより自分好みに仕上げたい方は、今回の内容を参考に、最適なホイール選びをしてみてください。

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