キャラバンの燃費を型式別に紹介!燃費に影響する要因や燃費向上方法も解説

キャラバンの燃費を型式別に紹介!燃費に影響する要因や燃費向上方法も解説

キャラバン 燃費

「キャラバンの燃費はどのくらい?」
「ハイエースとどちらのほうが燃費がいい?」
「燃費をよくする方法はある?」
このような疑問はありませんか。

キャラバンの燃費はフルモデルチェンジをしたあとから現在まで向上しており、低燃費を実現できます。

ここではでは、キャラバンの燃費を型式や車両のタイプに分けて一覧にしてご紹介します。
加えて、ハイエースとの比較や燃費に影響する要因、燃費向上の方法も併せて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【型式別】NV350キャラバンの燃費一覧

NV350キャラバンの燃費一覧を型式と車両タイプ別にご紹介します。

バンの型式別燃費一覧

バン対応のキャラバンの燃費を型式別に一覧にしました。
同じ型式でも車両重量によって数値が異なることがあります。

3BF-VR2E26 3BF-CS4E26 3BF-CS8E26
WLTCモード ・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.5

[市街地モード]

(km/L)

6.4

・[郊外モード]

(km/L)

8.9

・[高速道路モード]

(km/L)

9.6

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.2〜8.4

[市街地モード]

(km/L)

6.4

・[郊外モード]

(km/L)

8.4〜8.6

・[高速道路モード]

(km/L)

9.2〜9.5

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

7.8〜7.9

[市街地モード]

(km/L)

5.9〜6.2

・[郊外モード]

(km/L)

8.1〜8.2

・[高速道路モード]

(km/L)

8.8

JC08モード ・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

10.2〜10.7

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

9.4〜9.7

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

9.1〜9.2

参照元:日産キャラバン車環境情報

ワゴンの型式別燃費一覧

バン対応のキャラバンの燃費を型式別に一覧にしました。

3BA-KS2E26 3BA-KS4E26 3BA-KS6E26 3BA-KS8E26
WLTCモード ・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.9

[市街地モード]

(km/L)

6.6

・[郊外モード]

(km/L)

9.3

・[高速道路モード]

(km/L)

10.2

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.7

[市街地モード]

(km/L)

6.3

・[郊外モード]

(km/L)

9.2

・[高速道路モード]

(km/L)

10.1

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.5

[市街地モード]

(km/L)

6.4

・[郊外モード]

(km/L)

8.9

・[高速道路モード]

(km/L)

9.5

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.3

[市街地モード]

(km/L)

6.2

・[郊外モード]

(km/L)

8.6

・[高速道路モード]

(km/L)

9.4

参照元:日産キャラバン車環境情報

マイクロバスの型式別燃費一覧

マイクロバスタイプのキャラバン燃費を型式別に一覧にしました。

3BF-DS4E26 3BF-DS8E26
WLTCモード ・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

8.2

[市街地モード]

(km/L)

6.4

・[郊外モード]

(km/L)

8.4

・[高速道路モード]

(km/L)

9.2

・燃費(km/L)

(国土交通省審査値)

7.7

[市街地モード]

(km/L)

5.7

・[郊外モード]

(km/L)

8.1

・[高速道路モード]

(km/L)

8.7

参照元:日産キャラバン車環境情報

ライバル車と比較

ライバル車であるハイエースとの比較をご紹介します。

燃費

2012年にキャラバンがフルモデルチェンジされて登場した「NV350キャラバン」の燃費がハイエースを上回りました。
しかし、令和2年9月に発売された現行モデルのキャラバンについては、現行ハイエースのほうが低燃費です。

2012年

ライバル車の現行ハイエースのJC08モードの燃費は9.2km/リットルです。
一方のNV350キャラバンのJC08モード燃費は、2.0リットルガソリン車「QR20DE」で9.9km/L、2.5リットルガソリン車「QR25DE」で9.1km/Lとなっています。

尚、2.0リットルガソリン車のプレミアムGXは9.7km/L、2.5リットルガソリン車プレミアムGXは9.1km/Lです。

現行モデル

現行ハイエースのJC08モードの燃費は14.0〜9.0km/L、一方の現行キャラバンは9.1〜10.7km/Lであるため、現行ハイエースのほうが燃費がよくなっています。

走行性能

走行性能はそれぞれに良さがあります。

ハイエースはエンジンの容量が大きく馬力があるため、坂道発進が楽です。
一方のキャラバンは最大トルクが大きいため、荷物をたくさん積んでいても加速がハイエースに比べてスムーズです。

積載量や広さ

ハイエースの荷室長は3,000㎜、キャラバンの荷室長は3,050㎜です。

荷室幅や荷室高の数値は両者とも1,520㎜と1,320㎜で変わりはありませんが、荷室長はキャラバンのほうが長く、10尺長のものも積めます。

キャラバンの燃費が悪くなる要因7つ

キャラバンの燃費が悪くなる要因を7つご紹介します。
キャラバン以外にもいえることですので、低燃費を心がけたい方は参考にしてみてください。

【要因1】エンジンオイルの劣化

エンジンオイルはエンジンの動きで発せられる熱を冷却する役目があるため、劣化するとエンジンの性能が悪くなり燃費が悪くなります。
エンジンオイルの劣化はオーバーヒートの原因にもなるため、定期的に新しいオイルへ交換しましょう。

【要因2】ブレーキの故障

ブレーキが故障し、ブレーキが継続的に効いたままになると抵抗が生じるため、燃費が悪くなります。
ブレーキが効きっぱなし状態になっているかどうかの確認は、クリープ現象の有無をチェックすればわかります。

【要因3】O2センサーの故障

O2センサーとは、排気ガスに含まれる酸素の濃度を測定する部品です。
故障すると過剰に燃料を噴射してしまうため、燃費が悪くなります。
故障すると「排気ガスが臭くなる」「エンジン警告灯がつく」などの異常があらわれることがありますが、基本的に法定点検で故障が判明します。

【要因4】燃料漏れ

燃料漏れは入れた燃料が無駄に消費されてしまうため、燃費が悪くなります。
最近の車で燃料漏れするケースは稀です。
燃料が漏れると臭いがするため、燃費の悪さに気づく前に漏れていることにすぐ気づくでしょう。

【要因5】タイアの空気圧低下

タイヤの空気圧が低下すると、タイヤの接地面積が増えて抵抗が大きくなるため、燃費が悪くなります。
急激なタイヤの空気圧の低下はパンクが考えられるため、ガソリンスタンドでタイヤをチェックしてから空気を入れましょう。

【要因6】積載量が多い

トランクや車内の荷物が多くなると車両重量が増加するため、燃費が悪くなります。
これは、車両重量が増加するほど車を動かすエネルギーも増加するためです。
余分な荷物がないかチェックし、必要な分だけ積載しましょう。

【要因7】車の走り方

「走行スピードが遅すぎる」「ブレーキを不要な場面で踏むことが多い」「急発進する」といった走り方は、燃費を悪くします。
低燃費といわれる車両でも燃費が伸びない場合は、走り方を見直してみましょう。

キャラバンの燃費を向上させるための「7つ」の方法

キャラバンの燃費を向上し節約するための方法を7つご紹介します。

【方法1】エコドライブグッズの使用

1つ目にご紹介するのは、エコドライブを叶えるグッズを使用する方法です。
具体的には、アイドリングストップキットや低燃費タイヤなどを使用します。

ほぼ毎日車に乗る方は、低燃費タイヤがおすすめです。
低燃費タイヤは抵抗を軽減し少ないエネルギーで車を動かせるため、燃費がアップします。

【方法2】ふんわりアクセルを意識

2つ目にご紹介するのは、ふんわりアクセスを意識するという方法です。

急発進は車を動かすエネルギーを一気に上げて負担をかけるため、燃費が悪くなります。
環境省が推奨しているのは「最初の5秒間で時速20km出すふんわりアクセルを意識する」というものです。
これを心がけることで、燃費が10%アップすると環境省が発表しています。

【方法3】走行時はスピードを意識

3つ目にご紹介するのは、走行スピードが一定になるように走行するという方法です。
一定に保つためには、車間距離を十分に保つことがポイントです。

車間が近いと不必要な加速や減速が発生し、市街地だと約2%、郊外だと約6%も燃費が悪くなるといわれています。
車間距離にゆとりを持たせて一定のスピードで走行しましょう。

【方法4】エンジンブレーキを効かせる

4つ目にご紹介するのは、エンジンブレーキを効かせるという方法です。
「横断歩道が出てくる」「信号が赤に変わる」といったことがわかった場合は、早めにアクセルを離してエンジンブレーキを効かせることで2%ほど燃費がよくなります。

【方法5】暖気を含めてアイドリング時間の短縮する

5つ目にご紹介するのは、暖気を含めてアイドリング時間の短縮するという方法です。
アイドリングを10分すると、燃料を130cc消費するといわれています。

現在の車は、-20℃程度の極寒冷地でなければ基本的に暖気は不要ですので、冬場でもエンジンをかけたらすぐに走行しましょう。
また、荷物の積み下ろしや人との待ち合わせなどのアイドリングもできるだけ避けましょう。

【方法6】エアコンの使用方法に気を付ける

6つ目にご紹介するのは、エアコンの使用方法に気を付けるという方法です。
温度設定と外気温が一緒の場合、エアコンを使用すると12%ほど燃費が悪くなるため、オフに切り替えることで燃費がアップします。

また、冬季の暖房を使用する際にも冷房のスイッチも一緒に入れる方がいますが、燃費が悪くなるためオフにしましょう。

【方法7】定期的にタイヤの空気を入れる

最後にご紹介するのは、定期的にタイヤの空気を入れるという方法です。
タイヤの空気圧が低下すると市街地で約2%、郊外で約4%燃費が悪くなるため、定期的にタイヤの空気を入れましょう。

ガソリンスタンドに空気入れが置いてあるところが多いため、ガソリンを入れるついでに空気が入っているか見ることをおすすめします。

まとめ

キャラバンの燃費は現行のハイエースに若干劣るものの、低燃費に作られているため燃料を節約したい方におすすめです。

加えて、ハイエースよりも積載量が多く長さがあるものも可能で、積載量が多くてもトルクが大きく加速がスムーズといったメリットもあります。
キャラバンが気になっている方は、前向きに購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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