キャラバンのグレードごとの特徴は?ボディタイプ別に比較!

キャラバンのグレードごとの特徴は?ボディタイプ別に比較!

キャラバン グレード (2)

キャラバンは多彩なラインナップが魅力ですが、その種類はボディタイプだけでも「キャラバンワゴン」「キャラバンバン」「キャラバンマイクロバス」の3種類あります。

加えてエンジンタイプや内外装の装備、オプションなどさまざまな変更が可能なため、どれを選ぶべきか分からないという方も多いのではないでしょうか?

本記事では、各種グレードの特徴やラインナップについて詳しくご紹介し解説していきます。
キャラバンの購入を検討されている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

キャラバンの歴史

キャラバンの歴史は長く、初代モデルは1973年にデビューし現在で50年もの歴史があります。
当初は「キャブオーバー型」と呼ばれる1BOXスタイルの商用モデルとして登場し、現在では2012年に発売された、5代目の現行モデルが販売されています。

キャラバンには、初代モデルの発売時から「ワゴン」「バス」「バン」の3種類が展開されており、さまざまなニーズにマッチした車種展開が特徴です。
それぞれ、乗車可能人数や車体サイズも異なります。

商用利用が基本とされる車種ですが、プライベートユースのニーズに答えるため「プレミアム GX BLACK GEAR」というモデルも現在では販売されています。

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「キャラバン」は用途に応じた多彩なバリエーション

キャラバンは、商用利用が前提とされた設計・開発が行われておりますが、商用モデルという特性を活かしたまま、プライベートユースなどにも対応できるようにさまざまなバリエーションが展開されています。

キャラバンの内装

多彩なバリエーションのなかには、ボディ形状やエンジンなどの違いがあります。
本記事では、ユーザーにとっての快適性や利便性に直結する内装、外装について注目し解説していきます。

キャラバンワゴン


画像:公式サイト

キャラバンワゴンの主な特徴は、最大10人が快適に乗車できる広々としたスペースです。
キャラバンワゴンの全てのグレードが10人乗り可能であり、シート形状に違いはありません。

ただし、シートに使用されている材質や色などがグレードごとに異なります。

また、最上位グレードの「GX」には視認性に優れた液晶モニターや操作性に優れた大きなスイッチを採用したオートエアコンなどが装備されます。

キャラバンバン

キャラバンバンには、「DX」「VX」というグレードと、最上級グレードの「プレミアムGX」が存在します。

バンタイプでは、基本的な乗車定員は5人乗りとなり車両後部は荷物スペースとなります。
そのため、「プレミアムGX」を除くグレードでは豪華な装飾や加飾パーツはありません。

「プレミアムGX」はワゴンタイプのような快適性や高級感がある内装パーツが採用されており、プレミアム仕様になっているバンです。

キャラバンマイクロバス


画像:公式サイト

キャラバンマイクロバスはワゴンタイプと異なり、3ナンバー登録から2ナンバー登録に変更することで、乗車定員数が14人になり、シート数も大幅に拡張されます。

乗車定員を増やすために、ルーフトップはハイルーフ仕様となり室内は大空間が広がっています。
また、乗降をサポートする手すりも追加されています。

キャラバンのグレードごとの特徴

ここからはグレードごとの装備違いや特筆すべき内容をご紹介します。

グレードが一つ違うだけで、車両価格と装備が異なるため、自分のニーズにあった最適なグレードを選択しましょう。

キャラバン「ワゴン」のグレードの特徴

キャラバンワゴンのグレードごとの特徴をご紹介していきます。

「DX」グレード


画像:公式サイト

DXグレードは、実用性を重視したシンプルな装備が特徴です。

車内空間での快適性を一番左右するエアコンには、オートエアコンではなくマニュアルエアコンが採用されており小まめな温度調節が必要となりますが、リアクーラーやリアヒーターは装備されているので、必要な快適性は確保されています。

シートはグレーのシンプルなデザインですが、「メッシュフラットトリコ/トリコット」の組み合わせが採用されています。

またエアコンの吹き出し口にはシルバーの加飾パーツがつけられるなど、商用バンであることを感じさせない工夫がされています。

「EX」グレード


画像:公式サイト

EXグレードは、下位グレードのDXと内装は共通ですが「インテリジェント アラウンドビューモニター」などの走行支援装備が追加されます。

DXグレードにも防眩式のものが標準で搭載されていますが、EXグレードでは、周囲の映像をルームミラーで確認できる先進安全技術が採用されています。

後部座席に荷物や乗員を乗せて移動することが多いキャラバンでも、安全性を確保できる仕様です。

「GX」グレード


画像:公式サイト

GXグレードは最上位グレードとなり、内装はブラックで統一された高級感のある仕様となっています。

シート表皮には、「ジャーカード繊維」と「トリコット」を組み合わせたシート素材に変更されており、上質な質感が特徴です。

周辺装備も大幅にグレードアップされ、オートエアコンが標準装備となりました。
またインテリジェントキーの採用により、キー操作が不要でドアの開閉が行えるなど、快適性が大幅に向上しています。

「AUTECH 」カスタムグレード


画像:公式サイト

日産のカスタマイズを牽引する、「AUTECH」がカスタムしたグレードも販売されています。

このグレードは、GXグレードよりもさらに乗用車感覚を極めた一台となっており、仕事もプライベートも最高に楽しめる仕様です。

ラインアップとしては2種類展開されており、内外装をすべてAUTECHカスタマイズされた「AUTECH」と、専用エクステリアパーツのみを追加した「AUTECH Exterior Selection」があります。

「ルーフスポイラー」や「サイドシルプロテクター」などの専用オプションが追加されており、実用性を損なうことなく乗車車同様の快適性が確保されています。

キャラバン「バン」のグレード特徴

キャラバンバンのグレードには、「ルートバン」「DX」「EX」「プレミアムGX」「グランドプレミアムGX」の5種類が展開されており、グレードによって乗車定員数が異なることが特徴です。

各グレードの乗車定員は以下のとおりです。

グレード 乗車定員
ルートバン 3人
DX 3〜9人
EX 3〜9人
プレミアムGX 5人
グラウンドプレミアムGX 5人

加えて、キャラバンバンにはワゴンタイプでは選択できないボディ幅も用意されています。
実際のボディサイズは以下のとおりです。

ボディサイズ種類 ロングボディ スーパーロングボディ
(標準幅)
スーパーロングボディ
(ワイド幅)
全長 4,695mm 5,080mm 5,230mm
全幅 1,695mm 1,695mm 1,880mm
全高 1,990mm 2,285mm 2,285mm

キャラバン「マイクロバス」のグレード特徴


画像:公式サイト

キャラバンマイクロバスのグレードは「GX」1種類のみの設定となります。

乗車定員数を大幅に増やすために、シートは5列の設定となっており、4列目まではカップホルダーやポケットが標準搭載されています。

また、キャラバンマイクロバスのベースには、スーパーロングボディが採用されていますが、バンやワゴンよりも全長が「5,230mm」と長めになっているので注意が必要です。

キャラバンとハイエースの上級グレードを比較

「日産 キャラバン」のライバル車と言えば、「トヨタ ハイエース」が挙げられるでしょ
う。

どちらの車もワンボックスタイプの車両であり、プライベートユースとしても商用車としても使用できる、実用性を兼ね備えています。

上級グレードの内外装や走行性能などは、近年のプライベートユースに対応するべく快適性に関してはほぼ互角となっており、大きな違いはないでしょう。

しかし、購入後のカスタムパーツの種類の多さでは、ハイエースが一歩リードしていると言えます。
キャンプなどのアウトドア思考の方にも対応できるパーツが数多く展開されているのがハイエースです。

購入後にカスタムを楽しみたいと考えている方は、ハイエースを選択するのがおすすめです。

キャラバンとハイエースの比較についてはこちら

まとめ

キャラバンの各種グレードの特徴やラインアップについて、詳しく解説してきました。

キャラバンは、50年という歴史のなかで商用バンという位置付けから、ファミリーカーとしてのニーズに答えるため、さまざまな改良が施され進化を続けている車です。

今回は主にグレードごとの内外装や快適性に注目し解説を行いました。
キャラバンはさまざまなニーズに応えることができる車です。

「遊びを極めたい」「実用性を高めたい」と考えている方には、ハイルーフ仕様のキャラバンやスーパーロングボディなどのオプションを選択することをおすすめします。

キャラバンの購入を検討されている方は、グレードごとの違いを把握し、、キャラバンを活用するシーンを想定してグレードを選択することをおすすめします。

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